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バイクを買うなら、今は新車が買い時だ！ 昨今の世情も相まってコミューターとしての人気も高まり続ける各ジャンルのバイクたち。そんな中、スズキからロングセラーモデルの最新マシンと熱い走りを予感させるモデルが堂々の2 車種同時リリースだ！
文／多聞恵美
バイク雑誌の旅＆グルメライター、モデル、イベントMC。モーターサイクルショーやバイクイベント司会、サーキットから林道までと幅広いインプレも。軽井沢Canarino（SHINICHIRO ARAKAWA直営店）喫茶スタッフとしてもリアルライダーの声を聞く日々。Twitter@tamonmegumi
125㏄のバイクは高速道路に乗れないこと以外は無敵だ（と私は思う）。維持費諸々は〝原付〞として整備された環境にのっかることができながら、制限速度はクルマと同じでOKなんだもん！ と、まぁだからこそ日々の足として割り切って選ぶ人も多いジャンル。そんなピンポイントな選択肢の中に2車種同時リリースのスズキさんって……ブラボー！（笑）
SUZUKI Adress125
軽い！ とにかく軽い、。ヒラヒラとかスイスイとか、バイクの走行感触を表す言葉はさまざまあるけれど、私がこの新型アドレス125に乗った最初の感想は〝クルクル〞だった。方向転換はお手のもの。跨った瞬間の引き起こしの軽さから、エンジンを切って押し歩く時も重さを感じないほどに楽なのだ。
SUZUKI
Address 125
車両本体価格27万3900円
タモンのホンネ
「アドレス125はゆったり優しい車上空間と新デザインに街並みにも馴染む愛らしさで小回りも◎」
通勤快速の通り名を持つ従来モデルからイメージチェンジした2023モデル。USBソケットの標準装備など、今どきの快適性能とあえてアナログのスピードメーター。その周りの“エコドライブイルミネーション”が青と緑に点灯し、エコ走行を意識できつつ楽しい。大きなグラブバーも掴みやすい
SUZUKI Avenis125
そして、アヴェニス125のほうはというと、ぐるっと変わって〝グングン〞。腰高なシート位置がスポーティで、低速から力強く前へ進む感じ。この2台は共通エンジンでパーツも基本的に共用が多いと聞いていたので、想像以上の性格の違いに驚いた。
SUZUKI
Avenis 125
車両本体価格28万4900円
タモンのホンネ
新・通勤快速はアヴェニス125かも! ストップ＆ゴーの軽快さでもっと走りたい衝動に駆られる。
空気を切り裂くようなシャープで軽快なデザインが魅力。ぐいぐい前へ走ってくれる軽快さとサスペンションの弾力がスポーティな乗り心地。専用設計のフレームや前後連動ブレーキがその走行性能を快適に支えてくれる。液晶のディスプレイも必要な情報を見やすく配置。USBソケットと同様に2 車種に標準装備されるオープンタイプの小物入れとオープンインナーラックが便利だった。500mlペットボトルが入るサイズで冬用グローブも楽々。
ちなみにタンデムシートもテスト済みで個人的な好みでいえばアヴェニスに軍配。リアシートが運転者よりも一段高くて見通しが良くて、お尻の居場所が定まっている感じ。逆にアドレスはほぼフラットな幅広ふんわりシートで乗り降りしやすい高さは安心感。あ、でもメーターまわりはアドレスが遊び心あって好きだったんだよな。ぜひ見て＆乗り比べてみて！
写真／熊谷義久
スズキお客様相談室 0120-402-253
