お酒博士・橋口孝司の酒千夜Vol.11
一度は行ってみたいバーの愉しみ方Vol.04
銀座の夜空の下、テラス席でゴージャスにお酒を愉しむ 銀座「ペントハウスガーデン」


★今回おすすめのお酒
「ジョニーウォーカーブルーラベル」

“一万樽に一樽の奇跡”と称される究極のブレンド。優しさの中に、際立つ美しい樽香もあり、熟成感も味わう事ができて、品がある美味しさです。4軒目でも美味しく愉しめました。

※詳しいウイスキー情報はこちら 

■はしご酒4軒目「ペントハウスガーデン」の愉しみ方

夜も深くなってきたので、銀座のバーのはしご酒も4軒目で最後かなと。ハートマングループの「ペントハウスガーデン」へ伺いました。

*1軒目「D-ハートマン」

*2軒目「ムーンシャイン」

*3軒目「ザ・ライオンズデン」

ビルの最上階にあるこのバーのコンセプトは「ニューヨークのバーをイメージしたビル最上階の特別な空間にあるオーセンティックバー」。ロゴマークも摩天楼をイメージした雰囲気です。

エレベーターを降りると、正面にドーンとカウンターが。そして右手にテラス席、左手奥にはテーブル席があります。天井が高く、オーセンティックでゴージャスな広々とした空間です。

今回もカウンターに座らせてもらい、黒坂店長のお話を伺いました。

■銀座の空を眺めるテラス席

ペントハウスガーデンはビルの最上階(10階)で、銀座には珍しくテラス席があるバーです。ソファでくつろげるテラス席からは、銀座の夜空を眺めたり、夜の街を見下ろすことができます。

銀座の風を感じながらお酒を愉しむ・・・このバーでしか味わえない、贅沢な時間です。

ペントハウスガーデンこだわりのモノ

こだわりのモノは、ゆったりとしたソファでお酒が愉しめるテーブル席にありました。

ゴージャスな雰囲気のシャンデリアや絵画などが飾られている中で、天井近くの壁一面に並んでいるのが、こだわりのモノ「ジョニーウォーカーブルーラベル」のボトルです。最高級のウイスキーのボトルがずらりと並んでいるのは、ここでしか見られない圧巻の光景です。「ジョニーウォーカーブルーラベル」の少し青みがかったボトルが照明に照らされてとても幻想的に見えます。

一体何本あるんだろう?と思うほどたくさんのボトルがあるので、ぜひ数えてみてください。答えはバーテンダーまで。

■美術館のような作品たち

お酒の席に花を添える一輪差し、壁を飾る絵画、彫刻、ガラス作品など、店内にあるのは装飾品の域を超えて「作品」といえるほどのモノばかりです。それはまるで美術館のよう。

例えばこの「ランプシェード」は、ガラス作家iino nahoさんに制作を依頼した特注品。2014年公開デンゼル・ワシントン主演の超有名な映画に登場したモノを忠実に再現して、細かい部品にいたるまで全て手作りの作品なのだそうです。

※iino nahoさんの公式サイトはこち

こちらの絵は、サントリーウイスキーの様々なデザインを手がけていた伊藤信義さんの作品。店内には息子のガラス工芸作家、伊藤泰三さんの作品もあります。

まるで美術館を巡るように目を楽しませてくれる素晴らしい作品の1つ1つには、それぞれに深~いストーリーが隠されています。

バーテンダーからそんなストーリーを聞きながら特別な空間でお酒を愉しめるのがペントハウスガーデンの魅力なのです!

おすすめ料理&ドリンク

・サーモンマリネ

・タリスカー10年のハイボール

※詳しいウイスキー情報はこちら 

ペントハウスガーデンの黒坂店長がおすすめの人気メニューは「サーモンマリネ」。ノルウェーアトランティックサーモンを使い、どんなお酒にも合うようなオーソドックスな味に仕上げているそうです。仕上げにスパイスを使っているのが隠し味なんだそうです。添えられたミッシュブロート(ライ麦のパン)に乗せて食べるのもおすすめ!

一緒に愉しむお酒は、お料理のほんのりとしたスパイシーさに合わせて、スコットランド・スカイ島の「タリスカー」のハイボール。海からの風の中で熟成したウイスキーとサーモンの取り合わせはGoodです。

■オリジナル「モスコミュール」

おすすめカクテルとして、ペントハウスガーデン自家製ンジャーロップを使った「モスコミュール」も作ってもらいました。ピリッとショウガの風味がアクセントになっているスッキリしたカクテルです。女性にも喜ばれそうな1杯です。

ペントハウスガーデン店舗情報
住所:104-0061 東京都銀座7-3-8 Hulic&New GINZA7 10F
電話:03-5568-0655
URL:http://www.heartman-ginza.jp/penthouse/index.html
営業時間:PM5:00-AM5:00
席数:カウンター席9席 テーブル席4名×4席 8名×1席 テラス席10席 合計43席
料金(目安):<今回掲載したメニュー> ジョニーウォーカーブルーラベル(シングル)2,500円、タリスカー10年(ハイボール)1,000円、モスコミュール1,500円、サーモンマリネ2,000円
<ドリンク>カクテル1,000円~、スタンダートウイスキー1,000円~、1,000円~2,000円が中心。
<フード>マッシュルームとバーコンのセコビア風1,650円、パスタ各種1,650円~など
※サービス料10%、消費税10%別
チャージ料:全席PM5:00-AM0:00 1,000円/人、AM0:00-AM5:00 2,000円/人
※営業時間などは変更になっている場合もありますので、事前に確認することをおすすめします。
※写真撮影時のみマスクを外しております。

  • 株式会社ホスピタリティバンク代表取締役 ホテルバーテンダーから料飲支配人、新規ホテル開業準備室長、運営などをてがけ26年間ホテルに勤務。2008年より株式会社ホスピタリティバンク代表取締役に就任。バー開業コンサルティングなどを手がけ酒類関連団体の顧問、理事を歴任し国内外で講演、セミナーを行っている。ウイスキーバープロデュース・運営(2017-2019)を行う。 シャンパーニュ騎士団「シュバリエ」、ベルギービールプロフェッサー、日本伝統濁酒学博士などの称号を持つ。 2015年からは「橋口孝司 燻製料理とお酒の教室」にてセミナーの開催や、ウイスキーを愉しむイベント「ザ・シークレットバー」も銀座と西麻布にて定期的に開催している。 「ディスティラリーパッケージ1992」を皮切りに、「ウイスキーの教科書」「カクテル&スピリッツの教科書」「本格焼酎名酒事典」「ビジネスエリートが身につける教養 ウイスキーの愉しみ方」などを執筆、「世界のウイスキー図鑑」「世界のベストウイスキー」「ハリウッドカクテル日本語版」などを監修。ウイスキー、カクテル、スピリッツを中心に酒類に関する執筆・監修は26冊以上。 Webでは、「たべぷろ」にて執筆(https://tabepro.jp/author/hashiguchi) 「江崎グリコ お酒の話」を監修(https://jp.glico.com/osake/index.html)
  • https://www.hospitality-bank.com/

関連記事一覧