コヤマタカヒロの家電スタジアム

メタボ対策と転倒予測ができるスマートベルトを装着してみた。


スマートフォンの登場以降、語られることが多いウェアラブル機器。様々なアイデア製品が登場しているが、いまいち普及に至っていないのが正直な感想。手元にあるのはApple Watchやスマートバンドぐらいだ。

何か面白いウェラブル機器はないか、と考えていたところに登場したのがスマートベルト『Smart Belt PRO』だ。これは名前の通り、ベルト型のスマートガジェット。バックル内部とストラップにセンサーが内蔵されており、着用したときの歩数や動きを検知するとともに、ウエストサイズなども計測できる仕組みとなっている。更に歩行パターンを検知して転倒リスクを計測する機能も搭載しているという。

普段のベルトに変えて装着するだけでいい

実際に『Smart Belt PRO』をお借りして利用してみた。購入時のベルトは非常に長くなっているため、ベストな位置に切る必要がある。ベルトの背面に切り取り線があるので、その線に沿ってカット。カットした位置を専用アプリ登録することによりウエストサイズを把握できる仕組みとなっていた。あとはベルトをスラックスやチノパンのベルトループに通してウエストに巻くだけでいい。

バックルに内蔵されている加速度センサーが歩数や歩き方、動いていない時間などを計測し、アプリの通知で教えてくれる。面白いのがベルトの止めた位置を教えてくれる点だ。ランチの後などに無認識でベルトの位置を緩めた場合、それが記録できる。このベルトの位置でウエストがゆっくり緩んで行くのか、引き締まっていくのかを計測できるというわけだ。

このため痩せたい場合は最初にしっかりとベルトの位置を設定しておくといい。そこからベルトを緩めることなく、絞っていければ自然とダイエットができるというわけだ。最近苦しくなってきた、と感じたらウエストサイズがアップしている証拠だ。

歩数などは、スマートフォンを持っていればそちらでも計測できるが、『Smart Belt PRO』はスマートフォンを持ち歩けないときでも計測できるのが利点。ただし、トレーニングウェアなどに着替えると計測できなくなる。スポーツ用ではなく日常生活向けというイメージだ。また、座っている時間の計測も加速度センサーが30分おきに測定。着座している時間が長いと動くことを促してくれる。

体の動きを計測して転倒リスクを通知

更に『Smart Belt PRO』が面白いのが、歩行パターンを計測し、それを分析することにより転倒リスクを予想することができるということにある。『Smart Belt PRO』はウエストに取り付けるため、単に歩数をカウントするだけでなく、歩き方や左右のバランス、スピードなど様々なデータを収集できる。これを利用して転倒リスクを予想しているというわけだ。

筆者は過去の病気の後遺症のため右足の動きが悪いのだが、装着していると右寄りになっていると表示された。そういった客観的な情報をもとに歩き方を正すことで、より転倒しにくい歩き方に改善できるというわけだ。

単に歩数や体の動きを計測するだけならApple Watchや低価格のスマートバンドでも十分だ。しかし、転倒しそうな状態だという予測ができるのは大きい。ウエストサイズの増加防止と転倒予測。この2つの機能は十分に価値があると感じた。

実勢価格2万9700円は決して安くはないが、ハイブランドのベルトを買うことを考えたら十分に検討できる。個人的にはデザインがフォーマル寄りなので、デニムなどにも合わせられるカジュアルなデザインがあるとより使いやすいと感じた。

+Style
転倒を未然に防ぐ!要介護を予防する転倒リスク予測ベルト「Smart Belt PRO」

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コヤマタカヒロ
  • デジタルガジェット&家電ライター。大学在学中に男性ファッション誌でライターデビューした後、PCやデジタルガジェット、白物家電を専門分野として執筆活動を展開。家電のテストと撮影のための空間、家電スタジオ「コヤマキッチン」を用意。米・食味鑑定士の資格を所有。モノ系以外にビジネス記事やインタビューなども手掛ける。執筆以外に企業のコンサルティングやアドバイザーなども。
  • https://community.camp-fire.jp/projects/view/208602