ライカ監修、スマホ史上最大の1インチセンサー搭載
SHARP「AQUOS R6」
カメラ以外も魅力的すぎる1台!!

docomoとSoftBankから新型ハイエンドスマートフォン「AQUOS R6」が発売された。SHARPが製造し、カメラ周りをライカが監修した本機種は、ハイエンドAndroidスマホを買うなら絶対に候補に入れたい1台だ。

1インチセンサーの効果

 「望遠」「広角」「超広角」といった具合に3つ以上のカメラを搭載するのが近年のハイエンドスマホのトレンドだ。メインとなる「広角」カメラの画素数&センサーサイズと、「望遠」カメラの光学ズーム倍率、ニューラルエンジンを使った画像処理、この3つで各メーカーがしのぎを削っているわけだが、AQUOS R6は「1インチセンサー搭載の超広角カメラ」1つのみの独自路線をいった。ライカが監修した7枚構成のレンズは、歪みが少なく、F1.9と明るいレンズに仕上がっており、画質向上に寄与している。

 通常のハイエンドスマホの場合、メインカメラとなる「広角」カメラのセンサーサイズが大きくて、「望遠」や「超広角」のセンサーサイズは小さい。AQUOS R6は1インチという巨大なセンサーを搭載しているので、ズームの場合はクロップと超解像処理で他メーカーの画質に対抗できると踏んだのだろう。デジタルズームは最大6倍にまで対応する。1インチセンサーとF1.9のレンズのおかげで、AI処理による後付のボケではなく、光学式の自然なボケが出せる。こだわる人には嬉しいRAW撮影にも対応する。動画撮影は4K60fpsで撮影可能だ。

カメラ以外ももちろん超優秀

 Pro IGZO OLEDディスプレイも画期的だ。世界初の1Hz~240Hzで駆動する有機ELディスプレイ(1260×2730ドット)で、最大輝度は2000ニトと、Galaxy 21 Ultra 5Gの1500ニトやiPhone 12 Proの1200ニトよりも明るい。高いコントラスト比(2000万:1、Dolby VISION対応)のおかげで、HDR映像も美しく視聴可能。さらに、コンテンツにあわせて画面の更新頻度を1Hzから240Hzに可変するので、非常に省エネとなっている。

 生体認証は顔認証のほか、指紋センサーをディスプレイに内蔵。マスクをしたままでもロックを解除できるのが、地味にありがたい。

 OSはAndroid 11。チップセットはQualcommのフラッグシップ「Snapdragon 888」を搭載。メモリー(RAM)は12GB、ストレージ(ROM)は128GB(高速なUFS3.1規格対応)で、最大1TBのmicroSDカードに対応する。バッテリー容量は5000mAhと大容量。Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2、おサイフケータイ対応、IPX5/8準拠の防水性能、IP6Xの防塵性能など、トレンド機能は一通り網羅している印象だ。

サイズは高さ約162mm、幅約74mm、厚さ約9.5mm。重さは約207g。5G対応だが、高速通信ができるミリ波には対応していない点は、注意が必要だ。

価格とミリ波非対応を許容できるなら買い!

 価格はdocomo Online Shopが11万5632円(税込・現金一括払い)、SoftBankが13万3920円(税込・現金一括払い)とハイエンドの中でも高めの価格設定。OppoやXiaomiのようなコスパの高い中国製スマホと比べると値が張るが、1インチセンサーという唯一無二の個性を持つAQUOS R6。ミリ波にこだわらなければぜひ検討に入れてほしい魅力的な1台となっている。

 お金に余裕がある、ライカが大好きだ! という人は、AQUOS R6とほぼ同スペックの、ライカが全面監修したスマホ「LEITZ PHONE 1」が7月以降にソフトバンクから発売されるので、そちらも要注目だ。価格は18万7920円(税込)で、筆者、少々目ン玉が飛び出そうになったが、洗練されたデザイン、UIが所有欲を満たしてくれそうだ。

コヤマタカヒロ
  • デジタルガジェット&家電ライター。大学在学中に男性ファッション誌でライターデビューした後、PCやデジタルガジェット、白物家電を専門分野として執筆活動を展開。家電のテストと撮影のための空間、家電スタジオ「コヤマキッチン」を用意。米・食味鑑定士の資格を所有。モノ系以外にビジネス記事やインタビューなども手掛ける。執筆以外に企業のコンサルティングやアドバイザーなども。
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