えっ、これもニチレイ?「特から®︎」「本格炒め炒飯®︎」「パリパリの春巻き」の定番を超えた “進化系” 冷凍食品がすごい!

1942年の創業以来、「食の安全・安心」を企業理念に掲げ、冷凍食品と低温物流の分野をけん引してきたニチレイ(本社:東京都中央区)。その存在感は、家庭用冷凍食品市場においても圧倒的だ。「特から」「本格炒め炒飯」「ミニハンバーグ」など、冷凍庫の定番ともいえるロングセラー商品を多数展開し、他社の追随を許さないシェアを誇る。さらに、毎年の新商品投入や既存商品のリニューアルにも余念がなく、電子レンジひとつで “できたての美味しさ” を再現する技術力には目を見張るものがある。そんなニチレイの「美味しさの秘密」は、どこにあるのか。monoWeb編集部は、その美味しさを探るべく、ニチレイの現場を訪ね、実際に食べてみた!

株式会社ニチレイフーズ
ブランドコミュニケーション部
広報・CSRグループマネージャー
宮嶋 美保さん

「美味しさの秘密」を探るべく、monoWeb編集部は、自社の冷凍食品を知り尽くしたスペシャリスト・宮嶋さんに6品の話を伺った。

ニチレイの看板商品「特から

2017年発売の特からは、発売2年目以降から現在まで冷凍唐揚げ販売実績No.1を走り続ける商品。ニチレイといえば特から! パッケージは当時冷凍食品ではめずらしい紫で、売り場では目立つ存在。リニューアルで、秘伝の醤油だれ、ジューシー感はそのままに、肉の食感を改良し食べ応えある唐揚げにアップデートされている!

※インテージSRI+冷凍調理唐揚げ市場 (2020年4月〜2025年3月)累計販売金額

不動のその人気は、食べ応えがあり、ジューシーでボリュームがあるポイントが消費者に支持されている。その製法も三度揚げの徹底ぶり。油の温度、揚げ時間、そして揚げるタイミングだ。天ぷらの二度揚げと同じく、その工程を踏むことで衣はサクっと、鶏肉はふんわりジューシーに仕上がっている。秘伝のタレが効いている特からは、なにも付けずにそのまま口に入れるのが一番おいしい食べかただ。

価格:オープン(実勢538円税込)

電子レンジで簡単調理の親子丼は、調理時間約10分。特からのボリュームとジューシーさ。ほんのり甘みがある味わいがおいしい一杯。

一口サイズの「ミニハンバーグ」

このミニハンバーグの魅力は、味だけではない。朝の弁当作り、夜遅く帰宅した時のあと一品、休日の昼食。冷凍庫に常備しておけば、どんなシーンにも合うハンバーグだ。製法はジューシーさ、肉汁を閉じ込める「Wベルトグリル製法」。ベルトにのったハンバーグを表裏一気に焼き上げる技だ。

2024年のリニューアルからは自然解凍で食べることが出来るようになった。ジューシーで香ばしい何個でも食べられる一品。

このミニハンバーグのトレイは、電子レンジから取り出すときに、ハンバーグがトレイから落下しないように強度をもたせたつくりになっている。数個を食べたい時、ハサミでトレイを切り離すにはいびつな形だが、実際は手で切り離すことができ、一つ一つの角にトレイを摘まめる突起が現れる。パッケージ(袋)にはそんな取説は見当たらない。これは知らなかった!

価格:オープン(実勢200~250円税込)

洋風野菜ミックスとミニハンバーグのトマト煮は、冷凍とは思えないほどジューシー。トマトソースの酸味と甘みのバランスが絶妙。ハンバーグから出た肉汁とのマリアージュ感、彩もよく視覚でも楽しめる一皿。宮嶋レシピおそるべし!

新商品 三ツ星プレート®️ 回鍋肉&麻婆麺

町中華のランチでよく見かけるセットを、冷凍食品一袋で完結する新商品「回鍋肉&麻婆麺」。このまま電子レンジで「チン」すれば贅沢にも家中華が出来てしまう一品。宮嶋さんおすすめの中華プレートは開封した瞬間に香りがふわっと広がる。濃厚甘辛だれの回鍋肉は、豚肉と野菜を甜麺醤で丁寧に炒め、コクと旨味が冷凍食品とは思えない出来栄え。麻婆麺は、豆板醤と花椒の風味を効かせたソースを絡め大満足なワンプレートだ。冷凍庫必須アイテム間違いなし!

価格:オープン(実勢495~528円税込)

新商品「とろ~り卵のハンバーグオムライス」

前述の町中華「回鍋肉&麻婆麺」を超えてくる、町の洋食屋の味を冷凍食品で再現した一品。濃厚なデミグラスとふわとろ卵が、家庭のレンジで完結する贅沢さだ。電子レンジから取り出せば、レンジ調理後もふんわりとした卵の質感、ケチャップライスと抜群のハーモニー、卵の甘みと香味油のコクが、全体の味をまろやかにまとめている。自社製ハンバーグは、肉汁を閉じ込める独自製法でジューシーさをキープ。そしてデミグラスソースとの相性が抜群。これは納得のプレート!

価格:オープン(実勢495~571円税込)

新商品 自家製もちもち麺 「香ばし炒めの濃厚味噌ラーメン」

出来たての香りを大切にしている「香ばし炒めの濃厚味噌ラーメン」。ニチレイは数々の冷凍食品を製造しているが、冷凍麺参入は2022年から。そんな状況下、開発担当者がラーメンを食べに食べ、たどり着いたのがこの味噌ラーメンだ。炒めた香味野菜と味噌の香ばしさが光る一杯。自家製麺を使いレンジで調理しても伸びにくくもちもち麺が持続する。本格濃厚スープが麺に絡み、口元まですすり上がってくる美味しさだ。他に類をみない、開封してトレイの目印まで水を注いでから電子レンジで調理する、今までにない調理方法。夜食冷凍庫に必須のラーメンだ。

価格:オープン(実勢409~475円税込)

新製品 「今川焼(とろける生チョコ仕立て プレミアム)」

エクアドル産カカオ豆のカカオマスと北海道産生クリームが織りなす濃厚な味わいの今川焼。和と洋が一度に楽しめるスイーツだ。温かく食べるとフォンダンショコラのように、冷たく食べると生チョコのようなビター感を味わえる二刀流。ふわふわの生地にビターな味わいが冷凍食品を忘れてしまう世界に引き込んでいく美味しさだ。季節限定だから店頭で見たら即買い!

価格:オープン(実勢419〜498円税込)4個入り

ニチレイの冷凍食品

ニチレイの入り口には自社製品のショーケースと、ユーモアたっぷりの会議室が並んでいた!

ニチレイの起源は業務用冷凍食品の製造、そこから家庭用に参入している。プロ向け製品のノウハウが惜しみなく家庭用に注ぎ込まれている。美味しいはずだ! 次は工場見学だ。

ニチレイ

  • 昭和‐平成‐令和とグルメからファッション、ペット(猫専門)まで幅広いジャンルの情報誌を手掛ける。現在は、執筆の傍ら全国地域活性化事業の一環で、観光・地方に眠るお宝(ギアもの)ご当地グルメを全国旅取材する日々。趣味は街ネタ散歩とご当地食べ歩き。自宅は猫様の快適部屋を目指し、日々こつこつ猫部屋を造作中!!

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