大人のウイスキーの嗜み方が知りたい! #2 正しい銘柄の選び方と飲み方

大人のウイスキーの嗜み方 #2

大人の男が知っておきべきウイスキーに関する教養はモノマガの”ウイスキー名誉顧問”であるホスピタリティバンク代表の橋口孝司さんの最新著書『ビジネスエリートが身につける教養 ウイスキーの愉しみ方』(あさ出版)をご参照いただくとして、ここでは橋口さんに正しいウイスキーの選び方と味わい方を教えていただきます。

「まずはウイスキーの選び方ですが、飲む人の好みや年収、嗜好がわからないと厳密には言えないのでが、おおむね、近年トレンドのシングルモルトの10年モノ、だいたい3000円台で買えるモノから入ってみるのがいいでしょう。スコッチ、アイリッシュ、アメリカン、カナディアン、ジャパニーズといわゆる世界5大ウイスキーがあることを理解しつつ、メジャーな銘柄を飲み比べて自分が美味しいなと思うモノを見つけるのがオススメ。まずは自分のお酒の好みを自分で理解しないと何もはじまらないというわけです」

その上で、同じ銘柄でも熟成年数、熟成樽の違い、フィニッシュ(後熟)の方法などによって味わいが異なる多彩なウイスキーが造られているのだそう。

「ウイスキーを選んだり買う時には1杯10mlぐらいで試飲できるリカーショップがあるので、そこであれこれ試してみるのもいいですね。」

気になるウイスキーを見つけ、家で嗜む際に大切なのが、体調や気分を整えて臨むことだという。

大人のウイスキーの嗜み方 #2

「変に先入観を入れずに素直に飲んだ方がいいですが、それでも原料や地域、シングルモルトかブレンデッドかぐらいは把握しながら嗜むと味の本質が見えてきます。それと、一回開けたらできるだけ早めに飲みきること。とくに残りが1/3程度になったら急いで飲んだ方がいいですね。空気量が増えて本来の味わいが変わってしまうからです。いいモノであればあるほど気をつけたいですね。そこで、オススメしたいのがリボトル。空気量が少なくなるように小さいボトルに移し替えれば、味の変化を抑えることができます」

それらのポイントを押さえつつ、ウイスキーを嗜むときは一気に飲み干すのではなく、まずはゆっくり香りから愉しむのが大切だという。

大人のウイスキーの嗜み方 #2
大人のウイスキーの嗜み方 #2
大人のウイスキーの嗜み方 #2

「グラスはいわゆるテイスティンググラスがオススメ。グラスに適量のウイスキーを注いで少しスワリング(グラスの中でゆらゆらとウイスキーを遊ばせる)したら、まず30秒待ちます。アルコールが飛び、空気と混ざっていい香りが出るのです。30秒たったらグラスを静かに鼻の下まで持っていき、最初に入ってくる香りを愉しみます。その香りをじっくり味わったらいざ、飲みます。いい香りに包まれながら優雅にウイスキーが愉しめますよ。ウイスキーを嗜みながら私の本を読むのもいいかもしれませんね(笑)。お酒が弱い人は少量を飲めばいいのです。

たくさんのウイスキーを飲む場合には間に常温の水を飲むのも結構重要。それから嗅覚(鼻)をリフレッシュさせることも大切です。私が主催している数十種類のウイスキーを愉しむイベントでは、ウイスキーを美味しく飲みたいならお店を出て辺りを1周歩いてきたらいいとお客様に話すこともあります。一番いい状態で飲んでいただきたいと思ってしまうのは、私がそもそもバーテンダーだったからかもしれませんね。ホテルに長くいたので、多くのビジネスマンを見てきましたが、やはりビジネスとウイスキーの親和性は高いと思いますし、ウイスキービジネスそのものも知れば知るほどおもしろいですよ」

大人のウイスキーの嗜み方 #2
大人のウイスキーの嗜み方 #1

ホルピタリティバンク
代表取締役
橋口孝司さん

ホテルバーテンダーにはじまり料飲支配人、新規ホテル開業、運営などを手がけ26年間ホテルに勤務。2008年、ホスピタリティバンク代表取締役に就任。バー開業コンサルティングなどを手がけ、酒類関係団体の顧問、理事を歴任。国内外で講演、セミナーを行う。ウイスキーやスピリッツ、カクテルを中心に酒類に関する著書多数。




橋口さん(名誉顧問)の深いウイスキー学を知りたい方は、
是非とも此方をチェックして欲しい!

下川冬樹(fuyuki shimokawa)
  • 80’sをこよなく愛するグラサン男。モノづくりやライフスタイルに強いこだわりを持つ人々の熱血応援サポーター。みなさんの熱いハートと想いを写真と文でほどよくゆるくお届けします!