ファッションモデル山下晃和の偏愛モノ図鑑 03

Birdy GT(グランド・ツアラー)

ファッションモデル山下晃和の偏愛モノ図鑑 03

 昨年、新型コロナウィルス感染拡大で様々な変化が起きた一年だったが、移動手段を変えたという人も多かったと思う。そのおかげで、自転車が流通した。今後もこの流れは変わらないだろう。日本の自転車インフラは世界的に見たら、まだ発展途上ではあるものの、都市部を中心としたサイクルマークの増加や自転車レーンの整備はここ数年で比べ物にならないほど進んだ。たくさんの自転車ブランドが乱立する中で、アウトドア好きにも満足でき、日本の生活習慣にも非常にマッチした折り畳み小径自転車「Birdy GT」の偏愛っぷりを語ります。

ファッションモデル山下晃和の偏愛モノ図鑑 03

パーソナルモビリティがパンデミック解決の糸口に?乗り心地が異次元の折り畳み小径自転車

私はBirdyのGTを愛している。なぜこれほどまでに惚れ込んだのか?

 昨年は自転車が売れた。これは日本だけではない。パンデミックによって、世界的に自転車という乗り物の価値が見い出されたことになる。他の乗り物にない利点としては、人と人の接触が極力抑えられる点が大きいが、それだけで判断するのは早計である。

 車やバイクに比べたらガソリンや電気などのエネルギーを必要としない。自分の脚が動力源である。よって、排気ガスを出さない。サスティナブルという言葉が使われる前から、自転車が生まれたであろう1818年からすでに環境に対してダメージは最小限かつ持続可能な乗り物だった。

 もう一つはパーソナルモビリティであること。1人乗りであり、A地点からB地点まで自由に移動することができる。良い意味でいうとバイクは2人乗り、車は4人乗り以上が乗れるが、悪い意味で考えると他人を乗せることができてしまう。

 例えば、「体調が悪いから彼も一緒に乗せてってもらえる?」なんて時に、バイクや車であれば断りづらい時も多々あるが、自転車はそんなことを言われることもない。もちろん、これは賛否両論あると思うが、全体的に人と人との接触を減らし、早く収束に向かわせるとしたら一つの方法と考えれば利点だ。まして、NOと言えない日本人ならなおさら。

 そこで、オススメする一台がこちら。Birdy(バーディー)というドイツのブランド。僕が気に入っているのはこちらのGT(グランド・ツアラー)というアウトドア派にオススメのモデルだ。

 ※他にも、ロードバイクのように軽快にスピードが出せるタイプBirdy R、持ち運びを重視した軽量タイプBirdy Air(重量は9.87kg)などもある。

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ニューエラのバックパック(35L)を置いてもこの通り。スーツケース以下サイズ。

 同じ自転車の中でも、この折り畳み小径車というジャンルは駐輪スペースを問わない。小さな家でも簡単に入れられる。つまり、駐輪場問題が解消される。

 アパートなどの集合住宅では自転車駐輪場が併設されていないところも多いが、そんなことはお構いなし。また、出かけ先での駐輪スペースも気にしなくて良い。先日、モデルの仕事で一日スタジオに入ることがあったが、カメラマンさんの配慮で、スタジオの中に折り畳んでいる状態で入れてもらえた。

 目に見えるところにあれば自転車の鍵が無くても盗まれる心配もない。

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 もう一つは、輪行という自転車を公共交通機関に乗せて移動ができるというメリットがある。普通の自転車でもできないことはないが、Birdyは工具を一切使わず、慣れればものの5分でこのように専用の輪行バッグにコンパクトに収まる。

 スーツケース同等サイズかそれ以下なので、持ち運びにも不便はない。以前、沖縄に行った時にはバスに載せたこともあったが、バス会社によっては持ち込みもOKである。

 タクシーの積載は余裕だった。車椅子よりも小さいからだそうだ。国内であれば、飛行機であっても預け荷物にして無料で輪行ができる。Birdy GTのは車体重量は10.3kgなので、他の荷物が9kgくらい増えても無料である。

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飛行機輪行の時。電車での輪行の時。
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車の積載でも余裕のサイズ。ジムニーのJB23型の限られたラゲッジルームでもこのとおり。
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このBirdy GTはそれだけにとどまらない。タイヤがはじめからブロックパターンなのでオフロード走行も得意なのだ。
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現行のBirdyは変速10段。こちらは旧タイプのため9段表示。
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アルミフレームでしっかりとしていて、強度も高い。長く乗れる。
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前後ともにディスクブレーキ

前にはスプリングのサスペンション、後にはエラストマーダンパーがあり、乗り心地も極上。段差も凸凹道のダートもスムーズに走破する。

 さらに、前後ともディスクブレーキのためどんな路面でもガチッと止まり安全も考慮。

全部で10速変速もあり、かなり軽いギアを搭載しているので、スピードは出せないが、登り坂でもぐんぐん登る。

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未舗装路の公園、キャンプ場、山、河原であってもなんのその。頼もしい!
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後付けでリアキャリア(キャスター付)やフロントパニアラックもアクセサリーとして販売していて、これを搭載するとキャンプツーリングまで可能になる。
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飛行機輪行して、自分が行きたいキャンプ場へ簡単に行ける魔法の乗り物だ。国内であれば、1日で北海道から沖縄へ愛車を連れてキャンプしに行くということも可能。
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フロントラックにパニアバッグを積載し、その中にキャンプ道具を積み込めば、このように自転車キャンプツーリングまでできてしまう。

フロントラックにパニアバッグを積載し、その中にキャンプ道具を積み込めば、このように自転車キャンプツーリングまでできてしまう。

 通勤・通学、街乗り、キャンプ、輪行となんでもできてしまうパーフェクトなパーソナルモビリティである。このブルーは現在は発売しておらず、デザートイエローとグロスレッド&マットブラックの2色。前述した通り、自分1人で移動することで、人との接触を減らすことができるだけでなく、好きなアウトドアアクティビティや旅行にも持っていける本格的な小径車は人生を変える要素が詰まっていると言っても過言ではない。

今年は新しい乗り物が欲しいと思っている人やアウトドアで本格的に遊びたい人にオススメだ。

Birdy GT
価格283,800円(税込)
オプションパーツ類は別売
Spec
フレーム birdy monocoque
ディレーラー Sram X5-A1 10speed
シフター Sram X5 Trigger
フリーホイール Sram PG-1050 11-32T
ブレーキ Juin tech GG-R1 Cable-sctuated hydraulic caliper
タイヤ Schwalbe Blackjack 18×1.9″
サドル birdy sports saddle Ti rail
重量(ペダルは含まず) 10.3kg
折り畳み寸法 60cm(H) x 34cm(W) x 72cm(L)
カラー
デザートイエロー
グロスレッド&マットブラック

問:ファビタ メール:info@cycle.phabita.com
ホームページ:https://pacific-cycles-japan.com/birdy/index.html

第4回も御覧下さい!

山下晃和(akikazu yamashita)
  • 本業はファッションモデル(タイクーンエージェンシー)。自転車、バイク、クルマで旅をしながら旅の素晴らしさや旅に最適なアイテムを紹介するトラベルライターとしても活動。地方自治体サイクルマップやWEBで連載ページを持つ。 趣味は、旅行、キャンプ、草野球、オフロードバイク、自転車全般(ロードバイク、MTB、ランドナー、小径車)、トライアスロン、トレイルランニング、登山、パックラフト、サーフィン、スニーカー収集、NEWERAキャップ収集、ウエイトトレーニング、読書、インドカレーの食べ歩き、MLB観戦など。  スポーツトレーナーの資格はNASM-PES、小型船舶一級免許、小型特殊船舶免許、大型自動二輪免許、JCTA認定自転車ツアーガイドなどを持つ資格マニアという一面も。かつて、海外30か国以上を自転車で旅したこともある放浪癖あり。好きなファブリックはキューベン、好きな金属はスカンジウム、好きな筋肉は三角筋。20代の頃は某アウトドアショップでバイトをしていた経験も。
  • http://akikazoo.net