モノマガ写真番長織本知之氏が撮って実感、思わず一言。『決めたぜ!Xシリーズ』

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シン・レンシャ番長、その名は「X-H2S」。富士フイルムの最新最速最強最高のミラーレス一眼カメラX-H2Sは「昆虫」「ドローン」を含む被写体検出AFの速さと精度と合焦速度に戀しちゃうぜ!

押忍! デジカメ連載『電子写真機戀愛』でお馴染みの写真家・織本知之です。撮影のモットーは「先手必勝検出必撮」。カメラ選びで重要視するポイントは「たいていの問題は合焦速度と連写コマ数で解決する!」です。
 本日はわたくしが大きな感銘を受けたミラーレス一眼、富士フイルムX-H2Sを紹介したいと思います。今年1月のファームアップにより被写体検出AFがパワーアップしたいきさつなどを、富士フイルムの野口氏、桜武氏に取材してまいりました!

今回取材対応いただいた富士フイルム商品企画グループの野口卓弥さん(左)と、同・開発センターの桜武仁史さん。

織本「今回ファームアップを受けたX-H2Sを中心に、Xシリーズ第5世代センサーによる高画素化と被写体検出の精度向上の秘密などをお聞きしたいと思います。X-H2Sの目にも止まらぬAFスピードとパワフルな連写枚数は、新センサーと画像処理エンジンの恩恵でしょうか?」。桜武氏「演算の速さ、信号読み出しの速さがすなわち検出のスピードと連写コマ速度に直結しますので、積層構造の「X-Trans CMOS 5 HS」の高速信号読み出しと、「X-Processor 5」の高速画像処理が、大幅に向上したAF性能や連写速度、被写体検出精度を実現したと言えます」。

FUJIFILM X-H2S価格オープン(ボディ実勢35万円前後)
有効画素数約2616万画素/X-Trans CMOS 5 HSセンサー搭載/撮影感度ISO160~12800/手ブレ補正段数7.0段/防塵防滴/CH連写約40コマ/秒/被写体検出AF(動物・鳥・昆虫・車・バイク・航空機・ドローン・鉄道・自転車)

織本「検出被写体に「昆虫」「ドローン」が加わりましたが、これらを検出しようと思ったきっかけはなんですか?」。

桜武氏「AIによる被写体検出ではこれまで、動物・鳥・車・バイク・自転車・飛行機・電車に対応しておりましたが、かねてよりフィールドで撮影するカメラマンの方々から「昆虫」の要望が多く寄せられていたのです。実は私も鳥を撮るのですが、撮影時に近くで舞っている蝶にピントを合わせられず惜しい思いをしたことがありました。今回、被写体認識に昆虫を追加すべく数多くの昆虫画像をAI学習させることで、新機能として搭載に至りました」。

織本「なるほど。ではドローンも同様の手順を踏んだのですね」。

桜武氏「はい。とはいえドローンはそんな頻繁に飛んでませんけど(笑) AIは『特徴を抽出する』というプロセスを経て被写体を認識するので、学習の深さが良好な結果につながります」。

織本「Hシリーズは“撮って楽しいカメラだな”と感じますが、なにか秘訣があるのですか?」。野口氏「X-H2、X-H2Sはどんなカメラから乗り換えたとしても違和感のない操作性を目指しましたので、その辺が快適に感じて頂けた要因だと思います。またTシリーズはダイヤルによるアナログライクな操作性がご支持を頂いております」。

このように開発の方々のたゆまぬ努力で日々検出精度を高められているX-H2Sの実写性能を確かめるべく昆虫撮影に行ってまいりました! 撮影にお邪魔したのは足立区生物園。こちらでは昆虫を始め魚類鳥類など約500種を飼育。可愛らしい生きものを間近で見学できる施設なのです。
 それではX-H2Sと新型XF30㎜マクロをはじめとする広角から望遠ズームに至る複数本の交換レンズを手に、被写体検出AFは「鳥」(昆虫検出)、連写速度は最速ES(電子シャッター)約40コマ毎秒、感度も気分も上げられるだけ上げて、いざ撮影!

【撮影レンズ】

XF30㎜F2.8 R LM WR Macro/
価格9万7900円

簡単に撮れそうですが、普通のデジカメだとすんげえ面倒なんですよ昆虫のアップは。ピントの浅さからフォーカスの歩留りの悪さに嫌になるんですが、「昆虫」認識のX-H2Sは一押必撮で決まり過ぎてなんだかコワイくらい。(1/1600/f3.2/ISO3200)。

XF18-120㎜F4 LM PZ WR/
価格14万5200円

驚異の毎秒40コマ!蝶が羽ばたく瞬間もX-H2Sの40コマ/秒プリ連写&被写体認識AFは撮り逃しません。普段まったく昆虫を撮らないカメラマン(俺)が入館5分で撮ったとは自分でも思えない連続カットです。私が出来る子なのかX-H2Sが出来過ぎなのかの判断は諸賢におまかせ致します。(1/950秒/f4/ISO12800/被写体検出AF/プリ連写ON)。

【織本カメラマンの使用レポート】

①蝶撮影はこれで簡単!まずは最新ファームのX-H2Sの被写体を「鳥」に。これで自動的に「昆虫」を検出します。そしてフォーカスモードはAF-Cに。画面全体で自動的に被写体にフォーカスする「ワイド」よりも、ややAF範囲を絞る「ゾーン」のほうがより精度高めに感じました。

②『カメラの反応の素早さ、レリーズの心地よさ、レンズの質量やサイズなど全体でこれほどバランスのとれたシステムは見当たりません。X-H2Sならあらゆる撮影に対応できると確信しました!』

問い合わせ
フジフイルム デジタルカメラサポートセンター
☎0570-04-1060
https://fujifilm-x.com/ja-jp/products/cameras/x-h2s/

文と写真/織本知之

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