今からでも間に合うか⁈
2022年のスタートにふさわしいおせち事情

2021.12.22

お正月に欠かせないおせち。

 イルミネーションがあちこちで見られるようになり、いよいよクリスマス、そして年の瀬という実感もわいてくるようになりました。クリスマス前ですが、そろそろお正月のことも考えようと思っている人、実はおせちの準備ではかなり出遅れています。そう、デパートではすでに完売商品も多いのが現実。え、しまった! と思っている人に、まだ間に合うおせち料理をご紹介します。

今回取材をさせていただいたのは、東京・松屋銀座・広報の大原さん。実は、デパートのおせち商戦はなんと10月にはスタートしています。そう、だから、「もう年末になるから、そろそろおせちの準備をしなくちゃ」なんて考えているのは、かなり出遅れているんです。

しかも、大原さんによれば、「おせちは今年も大変好調で、前年比120%程度で推移しています。昨年が前年比約140%で着地していますので、そこからさらに2割増しという状況です。コロナ禍でお正月をおうちで過ごすという傾向があるのに加え、昨年初めて市販のおせつを購入し、食べてみて美味しかったから今年もリピートしようという方が増えていると推測しています」とのこと。

確かに、年々おせち料理の種類が増え、有名料亭やレストランがおせちを販売したり、特徴的なおせちが登場したりと、その内容も多岐に渡っています。また、各デパートではそこでしか買えない限定のおせちも多く取り揃えています。「弊社のアンケートでは、コロナ禍で外出自粛が続いていることで、『普段より豪華なおせちを楽しみたい』という人が全体の約半数もいらっしゃいました」とのこと。松屋では昨年以上に豪華なおせちを増やし、特別なおせちを展開しています。

「ブルガリ イル・リストランテ ルカ・ファンティン」の「OSECHI BOX & GOLD BOX」

そんな多彩なラインナップの中から、今からでも間に合うおすすめを大原さんに教えていただきました。まずは、松屋限定、初登場の「ブルガリ イル・リストランテ ルカ・ファンティン」の「OSECHI BOX & GOLD BOX」(400,000円)。10年連続ミシュラン一つ星の名店が作るおせち。おせちってアルファベットで書くことがあるんですね。びっくりです。いや、驚きポイントはそこではなかった。このお値段ですね。

それもそのはず、「OSECHI BOX」にはオマール海老や黒トリュフ、タラバガニなど、高級食材のそうそうたる顔ぶれが。「GOLD BOX」には50年もののバルサミコを白トリュフにかけて食べるおせちや、キャビアなど、これまた豪華な内容に。12月16日時点ではまだ予約可能なので、我こそはという方はぜひ! 電話もしくは店頭で注文してください。

リッツカールトン東京『ひのきざか』」の「お節三段重」

おせちはやっぱり和がいいというなら、「リッツカールトン東京『ひのきざか』」の「お節三段重」(97,200円)。こちらは4~5人分なので、ずいぶんお手ごろに感じますが、いやいやしっかり贅沢なお重です。伊勢海老やアワビなどの高級食材を含む、全国から取り寄せた厳選食材をふんだんに使った内容で、一般的にイメージするおせち料理も入っているので、お正月感は実感できるはず。

「山梨上野原<hayari(ハヤリ)>」の「ソーセージの世界2022」

そんなにガチな“おせち”は食べきれないかも人には、お酒を飲む機会も増えることからおつまみになるおせちがいいかも。「山梨上野原<hayari(ハヤリ)>」の「ソーセージの世界2022」(32,400円)ソーセージづくしの内容で、お酒のおつまみにぴったり。化学調味料に頼らず、食材の旨みを引き出している、シェフこだわりの内容。ひよこ豆を使ったボタニカルソーセージや、本マグロを使った本格的な“魚肉ソーセージ”など珍しいものも。ソーセージ尽くしで3~4人前と十分な量も魅力です。

「恵比寿〈ビストロダルブル〉」の「ニッポンの”美味しい”を巡るおせち二段重」

「恵比寿〈ビストロダルブル〉」の「ニッポンの”美味しい”を巡るおせち二段重」(32,400円)もおすすめ。こちらは恵比寿で47年続くフレンチビストロの無藤哲弥シェフが日本各地を巡り、その土地、土地の希少な食材を使って作るスペシャルな料理が味わえるおせちです。2~3人前と量的にも食べやすく、自由に旅行ができなかった2021年を振り返り、2022年は楽しい年になるよう、おせちを通して日本各地に想いをはせるのもいいですね。

「西麻布〈マルゴット エ バッチャーレ〉」の「マルゴットの黒トリュフおせち」

また、「西麻布〈マルゴット エ バッチャーレ〉」の「マルゴットの黒トリュフおせち」(97,200円)で贅沢気分を味わうのもいいですね。こちらは黒トリュフやキャビア、ローストビーフなど、ぜひシャンパンと合わせたいおせち。世界各地から取り寄せたこだわりの黒トリュフと華やかな食材が新しい年のスタートを彩ってくれます。

「好調なおせちのなかでも、名店のおせちが前年比約360%、レストラン・ホテルおせちが前年比約160%と好調な売り上げを見せた2021年。2022年も贅沢で特別感のあるおせちが注目されていて、すでに売り切れになっているものも。おすすめ以外にもまだ購入できるものはあるので、オンラインまたは店頭でチェックしてみてください」と大原さん。

すっかり出遅れた感がありましたが、なんとかまだ間に合いそう。種類も豊富で内容もいろいろ。伝統的なおせち料理はもちろん、洋食、中華だけでなく、ベジタリアン向けやサステナブルなものまで、自分にあった一品を見つけて、2022年を迎えてください。


■予約受付
【オンラインストア】 https://store.matsuya.com ※12月25日(土)17:00まで
【店頭】 松屋銀座:12月25日(土)まで※地下1階 おせち特設会場
    松屋浅草:12月25日(土)まで※1 階 特設カウンター
【電話注文】03-3567-1211(大代表)12月25日(土)まで


  • 好奇心旺で、食べることが大好き。新商品や限定品にめっぽう弱く、ジャンルを問わず常に情報を集めてはトライ。地方の食材や調味料も発掘も楽しんでいます。また、北欧、特にフィンランドが大好きで、現地の蚤の市などではヴィンテージハントにハマっています。サウナも好きで週1~2回のサ活中で、フィンランドでは念願のサウナから湖へのダイブを体験。日々、美味しいものを求めながら、北欧雑貨とムーミンに囲まれて暮らしています。

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