イノダコーヒがキーコーヒーと手を組んだ!


液体はコーヒーとビールで摂るのが日常の編集長です、こんにちわ。こだわり派のみなさんにぜひお伝えニュースがあり、いまキーを叩いています。

コーヒー好きには衝撃かも知れません。キーコーヒーが京都イノダコーヒと「業務提携に向けた基本合意書」を締結し、まずはライセンス商品として家庭用レギュラーコーヒー2アイテムを発売したのです。

京都イノダコーヒ(コーヒーじゃないんだよね。コーヒ)と言えば1940年創業の老舗。京都の人々の誇りともいえる喫茶店、というより存在です。他方キーコーヒーは1920年の創業、つまり本年101年目を歩み始めた押しも押されもせぬコーヒー界の大メジャー。あまり知られていませんが、喫茶店のアマンド、銀座ルノアール、パスタのイタリアントマト等をグループ会社にもち、ケーキのトップスと組んで「キーズカフェ」を展開するなど、喫茶文化を多方面に、多彩に展開しています。

イノダコーヒの前田利宣社長(左)と、キーコーヒーの柴田裕社長の奇跡的ツーショット!
京都イノダコーヒ本店

かつては京都に行かないと体験できなかったイノダコーヒも、1999年に広島、2007年には東京駅と京都外店舗を展開してきた経緯をもちます。今回の2アイテムは、そんな両社の名刺代わりとなる新製品なのです。

キーコーヒーの広報チーム・福角さんによれば「イノダコーヒとライセンス契約に至った理由は、コロナ禍で人の往来が少ない中、コーヒーの国内消費量(2019年)第一位の京都で生まれ、京都の方々の他、文化人や観光客も全国から訪れる「イノダコーヒ」の魅力を全国にお届けすることで、ご家庭でも喫茶店の魅力を楽しんでいただきたい、という思いからです」。どこにいてもイノダコーヒを楽しめるのは、コーヒー好きの福音といえますね。

さて、みなさんの最大の関心毎は「あのイノダの味なのか?」ですよね。再び福角さんに伺います。「新ブランドは“軽くてキレがよく味わい深い”というイノダコーヒが考える理想の味わいに、当社が長年培ってきたノウハウを駆使して、今までにない香味のコーヒーに仕上げました。オリジナルブレンドとモカブレンドの2アイテムを発売し、オリジナルブレンドは、まろやかな苦みと重厚感のある奥深い味わいで後味には華やかで爽やかな余韻が、モカブレンドは甘くフルーティな香りと穏やかな酸味が調和した心地よい味わいがお楽しみいただけます」。つまりこれらはキーコーヒー流解釈のイノダコーヒで、これまたファンには興味深い点といえます。

次のページ:「あのイノダの味なのか?」普段通りの手順で淹れてみました。

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  • モノ・マガジン&モノ・マガジンWEB編集長。 1970年生まれ。日本おもちゃ大賞審査員。バイク遍歴とかオーディオ遍歴とか書いてくと大変なことになるので割愛。昭和の団地好き。好きなバンドはイエローマジックオーケストラとグラスバレー。好きな映画は『1999年の夏休み』。WEB同様、モノ・マガジン編集部が日々更新しているFacebook記事も、シェア、いいね!をお願いします。@monomagazine1982 でみつけてね!

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