奥渋にビブグルマン獲得店の姉妹店名誕生!カウンターでいただく「すし光琳」

2021.04.30

カウンターの寿司店は独特の雰囲気。職人の方との会話を楽しみながら、目の前で握ったお寿司を食べるのは特別感があります。ただ、気になるのはお会計。いきなりそんなことを言うのは粋ではないとわかっていても、やっぱり……。そんな人にも安心して寿司を味わえる「すし光琳」をご紹介します。

「すし光琳」は、「ミシュランガイド東京2021」でビブグルマンを獲得した初台の「すし宗達」のオーナー新田真治氏の店。そんなふうに聞くと、やはり手が届かないのでは、と心配になりますよね。でも、新田さんいわく、「美味しい寿司をおなかいっぱい食べて欲しいという思いで、子どもから年配の方まで楽しんでもらえるような店です」とのこと。

オーナーの新田真治さん。後ろのメニュー黒板にも注目

その一つがいわゆる“明朗会計”。店舗の壁には黒板があり、「本日の料理」と「本日のにぎり」の一覧が書かれています。どれも値段がきちんと書かれていて、あの、心臓に悪い“時価”という文字はありません。

小肌。旨味が凝縮されていてシャリとの相性も抜群

ネタとなる魚貝は、新田さんが毎日豊洲市場に足を運び、確かな目利き力と仲卸との強い信頼関係により仕入れたもの。なので、ここではメニューが毎日変わります。その時に一番美味しい素材を仕入れているので決まった内容にはならないそう。「一品料理なども仕入れの状況によって変わるので、黒板をチェックして」と新田さん。

金目鯛の昆布締め。昆布の旨味をまとった金目鯛は絶品。

黒板には一品料理が500円前後~、にぎりは一貫80円~と、本当に安心して注文できます。寿司に使うシャリは、まろやかで深みのある「赤酢」と白酢を合わせ、一度沸騰させて酸味を飛ばした“合わせ酢”を使用。子どもから年配の方まで食べられる優しい酸味に仕上がっていて、ネタの味わいをさらに高めてくれます。

イカ。細かい包丁の入り方に見とれてしまいます。
握ったら直接手渡しされるウニ。塩で食べます。

肝心の味ですが、一つひとつ、魚に合わせて包丁の入れ方も変えていて、「美味しい」以外の言葉が出てきません。すべて味が付いた状態で出てくるので、そのまま口に運べばOK。空気を含ませふんわりと握ったシャリと、丁寧に仕事をしたネタとの一体感は格別。歯ごたえや歯ざわりのよさを感じられる貝類やイカ、とろけるような脂の旨味が広がるトロ、くずれてしまいそうで、手渡しされるウニやアナゴなど、一貫ごとに楽しみ方が異なります。

「あん肝ぽん酢」。濃厚な味わいをゆっくり楽しみたい。
「ニタリクジラ」。きめ細かい肉質で、臭みもありません。
「真蛸のやわらか煮」。丁寧な仕事が生み出す味。

美味しい寿司には、美味しい日本酒が必要。そんな人も納得の日本酒や焼酎がそろっています。お酒と一緒なら寿司の前に一品料理もおすすめ。「あん肝ぽん酢」(1,280円)や「ニタリクジラの刺身」(980円)など、お酒と合わせて味わいたい料理も黒板から選んで。好みもあるかもしれませんが、本当に何を食べても思わず笑顔になってしまう味です。

こだわりのラインナップは、酒好きの人も満足できるはず。

4月にオープンしたばかりですが、「すし宗達」の常連さんや、すでに訪れた人がリピートしたりと、かなりの人気ぶりで、土日は終日満席、平日でも夕方からはほぼ席が埋まってしまうそう。コースも5,000円、8,000円と用意されていますが、席だけ予約して、好きなものをオーダーして、新田さんのいう「好きなものを好きなだけ食べておなかいっぱい」になるのがおすすめ。新田さんをはじめ、みなさんが気さくに話をしてくれるので、カウンター初心者でも安心です。

カウンター席のみの店内

閑静な奥渋エリアに誕生した、落ち着きのある大人が通える空間。こだわりの本格寿司が食べられるカウンターだけの店ですが、それでいて、良心価格。ふらっと立ち寄りたいところですが、ほぼ予約で満席が続いているので、事前に予約をしてぜひ、この味を体験してみてください。


■「すし光琳」
https://sushi-kourin.owst.jp/
【住所】東京都渋谷区神山町11-10 B1F
【電話】03-6407-9516
【営業時間】17:00~24:00(LO23:00)
※現在、15:00~20:00で営業。状況により異なる場合がありますので、必ず事前にお問い合わせください。
【定休日】不定休
【席数】カウンター12席


Ayako
  • 好奇心旺で、食べることが大好き。新商品や限定品にめっぽう弱く、ジャンルを問わず常に情報を集めてはトライ。地方の食材や調味料も発掘も楽しんでいます。また、北欧、特にフィンランドが大好きで、現地の蚤の市などではヴィンテージハントにハマっています。サウナも好きで週1~2回のサ活中で、フィンランドでは念願のサウナから湖へのダイブを体験。日々、美味しいものを求めながら、北欧雑貨とムーミンに囲まれて暮らしています。