地上でファーストクラス体験ができる!? ANA「翼のレストラン」レポート・前編


「機内食」の一般販売でも話題になった最近イイ感じのANAだが、このところイイ意味で攻めに攻めまくっている。3月31日には羽田空港に駐機中の飛行機を活用した地上イベント「翼のレストラン HANEDA」を実施した。

長距離国際線に搭乗しないと体験できないANAファーストクラス及びビジネスクラスの食事やサービスを、空港内で駐機中の国際線機材の座席、空間を利用して再現したもので、期間限定レストランとして提供。プライベートな空間がキープできるANAのファーストクラス、ビジネスクラスのシートで周囲を気にせず、ラグジュアリーな食事を堪能できる。海外旅行に行けない今だからこそ、空の上と同じおもてなしで特別な時間を楽しんでほしいという、ANAの粋なイベントだ。

今回、機材に活用されたのはANA国際線で使用されているボーイング777-300ER。3月8日から一般申込をスタートし、予約ペースはANAモノにしては比較的緩やかだったものの最終的にはやはり満席となった。徳島県から体験に訪れた木本洋介さん(42)、裕明さん(14)親子は「息子が飛行機好きなので。前回のエアバスA380のイベントは当たらなかったが、今回は先着順というのもよかった。2019年のNY以来海外旅行には行けていないが、きょうは息子がずっと笑顔だったのが一番。シェフによる機内食についてのアナウンスもあり、こういう仕上げ方もあるんだなと勉強になった」(洋介さん)。「座席の角度が180度にできて、ぐっすり眠れたのでビックリした。普通のベットと変わらない。料理もサービスも全部が格段に違って、春休み一番の思い出になった」(裕明さん)と親子ともども約3時間に渡る機内体験に目を輝かせていた。

今回のイベントはANAの社員の有志によって実現したプロジェクト。「せっかく地上に飛行機があるならお客さまに何かご提供できないものかと。国際線が厳しい今だからこそ、ワクワクした体験の場を創りたいと思い、社内で有志のメンバーを募りました。料理はもちろんですが、CAを含め、総合的な人のサービスとして海外フライトの雰囲気を五感で感じていただければ」とプロジェクト責任者の山本卓史さん。

有志メンバーはコールセンターや人材、セールス、システム関連など、バックグラウンドの異なるスタッフが集まった。「日頃のお客さま体験も社員全員で会社の総力をあげて創りあげているので、その意味では今回も同じですね」。構想は昨年12月、年明け1月から本格始動。最終的には100名のメンバーを巻き込んでプロジェクトを実現させた。「今後もお客さまと一緒に新しい体験ができる場を創りだしていきたいですね」。

今回、大好評だった「翼のレストラン HANEDA」は4月も羽田空港で実施。海外旅行好きや飛行機ファンなら一度体感する価値のあるイベントだ。気になる料理は中編でご紹介しよう。


『翼のレストラン HANEDA』
開催日:4/14、16、17、18、19、21、23、24、25、26、27 
    ※各回、昼・夜の二部制
価格(1名):ファーストクラス 5万9800円、ビジネスクラス 2万9800円
問 ANA https://www.ana.co.jp/ja/jp/domtour/theme/charterflight/


下川冬樹(fuyuki shimokawa)
  • 80’sをこよなく愛するグラサン男。モノづくりやライフスタイルに強いこだわりを持つ人々の熱血応援サポーター。みなさんの熱いハートと想いを写真と文でほどよくゆるくお届けします!