覚悟不要の個性
富山県に本拠地を据える日本の10番目の自動車メーカーとして誕生した光岡自動車。夢のあるクルマづくりによって生み出されるモデルは独特の世界観を漂わせているのが特長だ。同ブランドが手掛ける手を出しにくいクラシック輸入車をモチーフにしたクルマは有名で、気構えることなく人と被らないクルマに乗れることも人気の理由でもある。
例えばビュート。丸いライトのクラシカルな見た目に、現代の壊れにくくランニングコストがあまりかからないクルマとして大ヒットした。それは1993年デビューながら今見ても色褪せない魅力を放っている。

同車は初代モデルが日産マーチをベースにしているのだけれど、2022年にマーチの販売終了を受け、ヤリスベースの「ビュート・ストーリー」に進化した。いずれもクルマのデザインモチーフは1956年から60年代後半まで製造されていたジャガーMk2。
Mk2はジャガーとしてはコンパクトなサルーン。ジャガーブランドやデザインに惚れた! といって実際ソレを手に入れ、維持しようとするとハードルが高いのも事実。まずなかなか売っていないし、買ったとしても防錆の観点からできれば屋内保管にしたい。
輸入車に長く乗られている方はウンウンとさほど気にならないかもしれないけれど、クルマ下のオイル染みは当たり前だし、どこかしらかの水漏れもご愛嬌だ。それにエンジンをかけるにもすぐにかけてはイケナイ。燃料ポンプの音を聞いてから始動、軽く暖機運転をしてスタートになる。出かける時も予備のオイルや水は少しは持っていきたいし、工具はキチンと積んでおきたいモノ。趣味のクルマと割り切るならばそんな一連の儀式やアイテム類も苦にならないけれど、普段使うのなら自分のクルマに大きく気を使うとなると疲れてしまう。
そんなハードルをビュートは下げてくれた。常日頃から使えるオシャレなクルマとして今も人気だ。オーナーに話を聞くと内装はベース車そのままなので「その辺りはもう少し」という意見もあるけれど、クルマの個性、という点ではピカイチだ。
日常で使うからクルマは楽しい!
普段使いで「ワクワク」感のあるクルマが同ブランドの信条だけれど、それはスーパースポーツカーにも当てはまる。平成の御世、2007年にデビューしたオロチがソレだ。登場した当時は全幅2mを超える乗用車はほとんどないなか、全長4560mm、全幅2035mm、全高1180mmの3サイズを持つ。このクルマは光岡独自のフレームを使うなど気合の入ったモノ。しかもソレは日常でのワクワク感や快適性に重点を置いている。

エンジンはトヨタ製の3.3リッターV6。ミッションは5ATのみ。3.3リッターながらも233PS、ATのみの組み合わせはスーパースポーツカーの基準からしたら控えめかもしれないけれど、コンセプトはスーパースポーツカーの扱いにくさを排除した「ファッションスーパーカー」で、そのイデタチからは想像し難いほどの静粛性や乗り心地の良さを実現した。
そして日常での楽しさを重視する同ブランドは11月26日に発売を予定しているオープンカーのティザーサイトを公開した。人と被らず個性でショーブしたいモノマガ人の皆様は要注目であります!
車名か型式名かはまだはっきりしていないけれどそれは「LA1」と称される。初代コルベットふうなシルエットで、特徴的な大きく膨らんだ前後のフェンダーは王道のスポーツカーシルエットに。なお美容の小顔効果ではないけれどこの大きなフェンダーはでキャビンを小さく見せられ、よりスポーティな雰囲気を強調する。加えてレトロな雰囲気も醸し出すのは光岡流。


ドアの形状を見るとベースとなったのはマツダのロードスターであることが想像できる。しかしながらロードスターのどのグレードをベースにしているかは不明で、場合によっては2リッターのエンジンという可能性も否定できない。

光岡のクルマはアフターパーツメーカーの「無理矢理装着しました」感とは別モノの仕上がりも支持されるところ。同じバンパー交換でのエアロパーツでも光岡が手掛けるモノは段差でミシミシ言わない文字通りのメーカークオリティなのだ。情報自体がまだ少ないけれども来月の楽しみな話題にしたい!
















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