ワーキングシューズの境界線を突き抜ける 研ぎ澄まされた機能美

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アシックスのワーキングシューズのなかでもトップクラスの人気を誇るモデルが待望のアップグレード。スペックや履きやすさだけでは語り尽くせない新フラッグシップ『WINJOB CP605 GTX BOA』の魅力に迫る。

高級輸入車の思想にも通じる、五感を刺激する官能的な装用感

往年の高級輸入車オーナーに購入の理由を聞くと「なんとなくね」と曖昧な表現で返ってくることは少なくない。しかし、じつはこの感覚的なニュアンスこそがモノの魅力を如実に物語っている。

安全性能やスムーズな加速はもとより、気分が上がるラグジュアリーなインテリアや無駄のないコックピットレイアウトまで。ドライバーの五感を刺激する、計算され尽くした設計はいわば研ぎ澄まされた機能美の集合体というわけだが、ワーキングシューズでいえば『WINJOB CP605 GTX BOA』がそれに相当するひと品といえるのではないだろうか。長年スポーツシューズで培れた高度な技術と、先芯やトゥアップ設計などプロの現場で求められる安全性を高次元で融合させたフラッグシップモデルだ。

アシックス ウィンジョブ CP605 GTX BOA 価格2万6950円

スピーディーな着脱とスムーズなフィット調整に貢献するダイヤル式のBOAフィットシステム、アッパー素材には防水透湿性に優れたGORE-TEXファブリクスを採用し、雨の日でも快適な履き心地を実現。耐滑性・耐摩耗性に優れたCPグリップソールは不整地にも対応。

加えて、前モデルからアッパーのメッシュ素材の耐久性が向上し、中敷の素材をクッション性に優れたスポンジ材「オーソライト」に変更している。

無骨さとシャープさをほどよく兼備した美しいルックスに、一見地味に見えて使いやすさ、履き心地というユーザーの五感に訴えかける部分を着実に進化させていることもフラッグシップたる矜持だろう。

ワーキングシューズに求められる基本性能にも抜かりはない

つま先部の先芯には、軽量のガラス繊維強化樹脂製先芯を搭載して安全性と軽量性を両立。シューズのつま先部分を上げるトゥアップ設計によって作業現場で足元が引っかかりにくい構造を追求し、つま先部はTPU補強で耐久性を高めている。

ミッドソールかかと部にはアシックス独自開発“fuzeGEL”を内蔵し、優れたクッション性を発揮。シューズかかと部には再帰反射材を搭載することで、夜間の作業現場や帰宅途中の歩行時などの安全性を高めている。

履くだけで気分が高揚し、もっと動きたくなる。そう、『WINJOB CP605 GTX BOA』は本来の目的の境界線を突き抜ける、研ぎ澄まされた機能美を誇るワーキングシューズの傑作品だ。

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写真/小川賢一郎 文/下川冬樹

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