
徐々に涼しくなり季節はもう秋。今回は、イタリアならではクラシックで、さっぱりとしたトマトソースの味わいを実感できるパスタ料理「トマトソースとパンチェッタのリガトーニ」教えてもらいました。
実はイタリアを代表する夏野菜として有名なトマト。真っ赤に完熟し艶のあるトマトはとても美味しいですよね。でも「新鮮な状態のうちに使い切れない」という人も多いはず。そこでお勧めしたいのが、トマトピューレです!
新鮮なうちにフードミルで裏漉しして皮を取り除き、トマトピューレにすれば、冷蔵で数日保存でき料理に使えるほか、冷凍すれば、秋にもフレッシュで美味しいトマトソースを味わえます。
今回はマッテオさんに、そんな美味しいトマトピューレの作り方を教わりました!
まず、オリーブオイルと、にんにくの入った鍋に、ミニトマトを丸ごと加え、塩・こしょうで味を調え、約10分煮ます。

フライパンにオリーブオイルを少し入れ、角切りにしたパンチェッタを炒め、取り出しておきます。

トマトを裏ごしして皮を取り除き、トマトソースをパンチェッタを炒めたフライパンに入れ、数分間煮ます。

今回使用したフードミルは、ソースやピューレ、スープ作りに便利な「OXO」のフードミル。

柔らかく滑りにくいハンドルは回すだけで、簡単にトマトの裏漉しができ、ピューレ作りに最適です。


ハンドルは簡単に取り外しでき、ディスクの交換も楽にできます。目の細かいディスクは、ソースや野菜スープ、中間のディスクはマッシュポテトなど、歯ごたえを残したい料理には、粗めのディスクが最適です。
収納時には折りたたみできるアシ付きで、ボウルやお鍋の上でも使えて便利。一台あれば様々な料理作りに活躍します!
ピューレが出来上がったら、仕上げにバジルの葉を数枚加えましょう。

またその間に、たっぷりの塩を入れた湯でパスタを茹でる。アルデンテに茹でてからソースと和えます。

お皿に盛りつけたら、炒めたパンチェッタ、パルミジャーノ・レッジャーノ、バジルの葉をトッピングして完成です!

完熟したトマトの甘さと、カリカリに焼いたパンチェッタの香ばしさ、パルミジャーノ・レジャーノのまろやかさが合わさり、食材本来の味わいを感じることができる、絶品パスタが完成!

「トマトピューレ作りは手間がかかりますが、トマトそのものの味わいを楽しめるのでお勧めです。夏に美味しく実ったトマトをピューレにして保存してパスタに使えば、秋にも新鮮で美味しいトマトの風味を実感できますよ!」と楽しそうに話すマッテオさん。

ビタミン豊富で自然な酸味や優しい甘味をもたらすトマトの味わいは、まさにイタリアの大地の恵そのもの。秋にも、美味しいトマトソースのパスタで皆で食卓を囲めば、最高のひとときが過ごせそう!

Matteo Inzeo(マッテオ・インゼオ)さん
1976年生まれ、ラツィオ州ラティーナ出身。ローマ大学日本語・日本文学科卒業。2003年より東京でイタリア語教師として活躍。2005年よりNHK TV、NHKラジオに出演。趣味は外国語学習、ファッション、読書、料理などで、空手初段、フィギュアスケート1級。
マッテオ・インゼオ
instagram.com/matteoinzeo
ベリタリア イタリア語・文化教室
(電話)03-6416-9308
https://bellitalia.jp.net/it/
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