
ペトロルヘッドにして、昭和のF1メカニック、哲爺こと、津川哲夫さん。今回は「第108回:レース前日で最終調整中の現役中学生カート女子を哲爺が直撃!」でインタビューした現役中学生カート女子、石崎百花さんとそのご両親を交えたレーシングファミリーを迎え、哲爺とのカート談義をお送りします。

その百花さんなんですが、参戦していた2025 RMC APGシリーズMAX LIGHTクラスと22台の混走のKYOJO(競争女子=女性ドライバーが競う国内レースのシリーズ)クラスにおいて、2連勝を飾り、逆転でシリーズチャンピオンとなりました。おめでとうございます! 10月26日には、フェスティカ瑞浪サーキットで開催されるMAX Lights日本一決定戦で鈴鹿シリーズとKYOJO CUPトライアウト参加権を賭けて戦うそうです。

で、話を戻します。ファミリーでレースに関わるようになって、もう5、6年。きっかけは、家族でスーパーGTを観戦しに行ったこと。その場でキッズカート体験があり、百花さんが自分からやってみたいと言い出したことから、石崎ファミリーのカートライフがスタートしたんだそうです。石崎父は以前バイクレースでメカニックとして関わっていたことから、走行音とか、タイヤの焦げる匂いとかを1、2才の頃から慣れ親しんでいた百花さんならではの言動だったのかもしれません。
石崎父も母も最初は驚きつつも、本人がやりたいというならいいのではと。哲爺の「心配はないですか?」という質問に、石崎父はキッパリ「無いですね」との答え。そして、「人と競うっていうのは、成長のために必要だと思うんですよ」と、なかなか深いお考えをお持ちのようです。

メカニックとしていじるのが好きな石崎父、モータースポーツを見るのが好きな石崎母、そして、走るのが大好きな百花さん。この素敵なレーシングファミリーのカート談義、ぜひ動画でご確認ください。

津川哲夫(Tetsuo Tsugawa)
1949年生まれ、東京都出身。1976年に日本初開催となった富士スピードウェイでのF1を観戦。そして、F1メカニックを志し、単身渡英。
1978年にはサーティーズのメカニックとなり、以後数々のチームを渡り歩いた。ベネトン在籍時代の1990年をもってF1メカニックを引退。日本人F1メカニックのパイオニアとして道を切り開いた。

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