#444 ジャン=ポール・ベルモンドという男「ベルモンド傑作選 」

文/大谷暁(モノ・マガジン編集部)

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444 ジャン=ポール・ベルモンドという男「ベルモンド傑作選 」
大盗賊
CARTOUCHE a film by Philippe de Broca ©1962 / STUDIOCANAL -TF1 DA -Vides S.A.S (Italie)

みんなジャン=ポール・ベルモンドってわかる? オールドファンなら誰もが知ってるいぶし銀。60~70年代には、スティーブ・マックィーンや、クリント・イーストウッドと肩を並べたアクション映画界のレジェンド的存在。本国フランスでは、アラン・ドロンを遥かに凌ぐ人気を誇った国民的なスーパースター。日本では世紀の2枚目俳優アラン・ドロン人気が凄まじかったけどね(笑)。

ベルモンドはあの「ルパン三世」や「コブラ」のモデルとも言われ、体を張ったスタントで世界を魅了するジャッキー・チェンやトム・クルーズらのまさに先駆者! 80年代にはジャン=リュック・ゴダール監督の傑作「勝手にしやがれ」や「気狂いピエロ」のリバイバル公開でアンニュイな映画が好きな業界人からも支持された(笑)。しかし、ベルモンドさんの神髄はヌーベルバーグ時代よりも、数々の巨匠たちと組んだアクション&コメディにあると言っても過言ではない。しかし、残念ながらベルモンド作品の多くは近年、日本ではDVDでも観ることが出来なかった。

そんな忘れられていた数十年の時を経て、驚くほどクリアなマスター版で最高のベルモンド映画8作品が日本のスクリーンに鮮やかに甦る! 上映作品はフィリップ・ド・ブロカ監督作品「大盗賊」(61)、ジェラール・ウーリー監督作品「大頭脳」(69)、アンリ・ベルヌイユ監督作品「恐怖に襲われた街」(75)、フィリップ・ラブロ監督作品「危険を買う男」(76)、ロベール・アンリコ監督作品「オー!」(68)、クロード・ジディ監督作品「ムッシュとマドモアゼル」(77)、ジョルジュ・ロートネル監督による2作品「警部」(79)と「プロフェッショナル」(81)の全8本。

「大盗賊」は4Kリマスター、それ以外の作品はHDリマスターによる最高画質による久々の劇場公開(39年から57年ぶり)、特に「プロフェッショナル」は日本初劇場公開となる。また、「オー!」と「警部」以外はDVD化されたこともなく、「危険を買う男」と「プロフェッショナル」はVHSでも日本で発売されたことがないというレアモノばかり。この機会を逃がしたらきっと後悔するに違いない。さあ、劇場に急げ! おっと公開は10月30日(金)からでした。

★ちなみに第2弾があるとしたら「バナナの皮」(63)、「勝負(かた)をつけろ」(61)、「ラ・スクムーン」(72)、「ビアンカ」(61)でお願いします!

10月30日(金)より新宿武蔵野館ほか全国にて順次待望のロードショー! 提供:キングレコード 配給:エデン

手早く作られた肉汁油すた丼危険を買う男
L’ALPAGUEUR a film by Philippe Labro ©1976 STUDIOCANAL -Nicolas Lebovici -Tous Droits Réservés

手早く作られた肉汁油すた丼プロフェッショナル
LE PROFESSIONNEL a film by Georges Lautner ©1981 STUDIOCANAL