#361 ベストセラーたばこ、「セブンスター」に50周年限定パッケージが登場

文/小野正章(モノ・マガジン編集部)

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1969年2月1日に発売され、来年には50周年を迎えるロングセラーたばこ、それが「セブンスター」です。日本では非喫煙者が多数を占めるため、セブンスターの名は知っていても、それがどんなたばこなのかを知る人は、喫煙者は別としてそうはいないでしょう。

じつは日本で初めてチャコールフィルター(たばこ成分をろ過する活性炭入りのフィルター)の採用に踏み切ったたばこがセブンスターなのです。とは言ってもピンと来ないかも知れません。

ではもう少し詳しく説明しましょうか。それまでの日本のたばこはニコチンやタールが多く含まれた“重い”たばこが好まれていました。海外たばこの輸入によって、日本でもチャコールフィルターの存在は知られていましたが、たばこ本来の味わいを薄めるとして、当然敬遠されていたわけです。

しかし、セブンスターは“軽喫味”を実現するため、これまでの流れに抗って、あえてチャコールフィルターを付けたのです。

また、それまでのたばこと違って、流行を追求せず、名称やパッケージのコンセプトももたずに開発が進められました。

こうして、東京23区と大阪市内のみで限定発売されたセブンスターは予想外の大ヒットを記録しました。吸い応えのある軽喫味が、薄味好みの日本人の志向のど真ん中に突き刺さったわけです。

そして、発売から6年で「ハイライト」を抜き、国内ナンバーワンの売り上げを3年連続で記録。さらに、2008年からも10年連続で国内ナンバーワンの売り上げを達成しました。

まさにセブンスターは国産たばこを代表する銘柄と言って間違いありません。「セッタ」、「ブンタ」、「七つ星」といったニックネームがあるのも、いかに喫煙者に長年愛され続けてきたかの証といえます。

さて、そんなセブンスターの50周年を記念した限定パッケージが発売されます。パッケージデザインは表面に“50th”の金文字をあしらい、裏面は1980年代から2000年代の各年代に流行した4つの出来事をデザインしました。

対象銘柄は「セブンスター」を筆頭に、「セブンスター・ボックス」、「セブンスター・10・ボックス」、「セブンスター・7・ボックス」、「セブンスター・4」、「セブンスター・メンソール・12・ボックス」、「セブンスター・メンソール・8・ボックス」、「セブンスター・メンソール・5・ボックス」。それぞれ数量限定で、2019年1月下旬より全国の販売店でお求めになれます。

1969年発売時のパッケージ。20本入りで100円だった。1969年発売時のパッケージ。20本入りで100円だった。
1993年にはパッケージのデザインを変更。当時は20本入りで220円。1993年にはパッケージのデザインを変更。当時は20本入りで220円。
初登場時のポスターには「華麗なる登場」のキャッチコピーが。初登場時のポスターには「華麗なる登場」のキャッチコピーが。
こちらはセブンスターファミリー「マイルドセブン」登場時(1978年)の有名なポスター。こちらはセブンスターファミリー「マイルドセブン」登場時(1978年)の有名なポスター。

1969年と80年代~2000年代の象徴的な出来事がモチーフになったイラスト裏面のイラストは4種類。誕生年の1969年と80年代~2000年代の象徴的な出来事がモチーフになっています。左より、”50th”を金文字でデザインしたパッケージ表面、月面に着陸したアポロ11号の宇宙飛行士(1969年)、空前のディスコブームに沸き、お立ち台で踊る女性(1980年代)、90年代半ばに最盛期を迎えたポケットベルの「ありがとう」を意味する数字(1990年代)、2005年に三冠を達成したディープインパクトの雄姿(2000年代)

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