[#101]大阪の街に100年 今こそ、西の塔へ!

写真・文/徳本真弓(モノ・マガジン編集部)

moweb

main

新世界にどーんと建つ、大阪のシンボル通天閣。

今年7月、通天閣が開業してから100周年を迎えました。東京スカイツリーのオープンも相まって、2012年は古今東西タワーイヤーなわけです。

634メートルのタワーはひとしきり各方面で紹介されていますので、やってきました新世界、通天閣!

ちなみに、現在の通天閣は2代目で、初代通天閣は1912年(明治45年)開設。パリの凱旋門の屋上にエッフェル塔を模したような鉄塔がそびえるタワーで、南側には敷地1.2ヘクタールの遊園地「ルナパーク」が併設されていました。

通天閣とロープウェーで結ばれた「ホワイトタワー」や冷房装置を活用した「氷山館」など、当時の最先端アトラクションが揃う一大施設だったわけです。

しかしその後、戦争の影響で次第に活力を失ってゆき、1943年、隣接する劇場からの火災でその姿を消します。戦後、復興へと歩み始めた1950年代に再建プランが動き始め、1956年、103メートルの2代目通天閣が開業したのです。以上、歴史のお話。

通天閣の守り神といえばなんといっても、足の裏を触れば諸々御利益ありのビリケンさん。ど派手なことが大好きな大阪らしく、キンキラキンの展望台空間に鎮座ましましておいでです。アニバーサリーイヤーにあわせて、3代目に生まれ変わっているので、ここはひとつ、つやつやの足の裏をひと撫でしときましょう。

そして現在、9月30日までの期間限定で、屋外回廊を闊歩する通天閣・スカイウォークを開催中。私も恐る恐る、挑戦してきました。非常階段をコツコツ下って、非常ドアをオープン。びゅうっと強い風に包まれながら、眺める景色は地上75メートル。

この場所、通天閣の時計の真下です。命綱をつけながらの展望台一周360度、空中散歩開始! 足下の金網からは地上の景色が見えるので、芯からヒヤっと……。暑さも一気に吹き飛んじゃいます。

ぐるりの空中散歩途中には、なでなですると、これまた何かいいことがあるらしいスカイ・ビリケンの「テンちゃん」が御鎮座してますんで、こっちも記念に触っときましょうか。ガイドさんが大阪の街を見下ろす絶景を丁寧に解説してくれますので、大阪の街のあれこれを聞いて下さい。地上75メートルの風にあたった後は、麓で串カツを是非に!

img001
■「通天閣」
年中無休 9時から21時 ※入場は20時30分まで。入場料600円(大人)

■「通天閣・スカイウォーク」
年中無休(通天閣営業日に準ず)※雨天・荒天中止 10時から19時(受付終了は18時30分)
※週末など込み合った場合、受付の終了を早める場合あり。
スカイウォークツアー料1300円(大人)
TEL:0120-953-697
ちなみに、スカイウォーク中のカメラ撮影は不可です。

img002
3代目ビリケン像。金色の空間に御鎮座。

img003
命綱をつけての空中散歩。西は六甲山まで一望できる。