monoという名のタイムマシン 昭和60年11月のモノ・マガジン(42号)

2026年8月16日現在、最新号は987号。昭和から令和へと続く『モノ・マガジン』です。あと13号だせば、なんと1000号。目指せ1000号!!! ってなワケで、昭和57年に発行した創刊号から1号ずつ順繰りに見直していこうというこの企画。1000号が出るまでに終わってるのか、どうなんでしょうか。

※画像はクリックすると拡大表示されます。

ハイ、これが42号の表紙です。前号から「誌面刷新!」で、表紙の感じも以前とはだいぶ変わってきました。開いたスーツケースは「特集 都市生活GOODSカタログ」にあわせて撮られたイメージ写真だとおもいます。あくまでもイメージなんで、このままケースを閉じたらどうなっちゃうんだろうなんて、余計なことは考えないように。それにしても、写植の時代に特集のタイトルロゴが非常に凝ってます。

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表紙をめくって最初の広告は、SONYのノーマルポジション(TYPE I)の46分録音用カセットテープ「What’s up?」。カセットテープは現在、国内外で数年連続売上増加傾向にあるっていうんんですから、巡り巡ってますね。MDはホントに消えちゃいましたけど・・・。

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ふたつ目の広告は、ALPINE/LUXMANのプリメインアンプ・シリーズ「Bird」の「LV-102」です。「CDとAVを365日楽しむためのニュー・ウェーブAMP。」で「CDソースに敏感。AVソースと仲がいい。気がかりなBird。」です。

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目次です。で、右ページはDENONのコンパクトディスク・プレーヤー「DCD-1100」。キャッチコピーが「『よい旅を』と音が言う。日曜午後2時のこと。」。う〜ん、80年代を感じます。

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で、最初の記事は「LINE*UP」。10ページで10アイテムを紹介してます。今回のラインナップは、

ドイツ軍フラットウエア アウトドアでとっても重宝。ナイフとフォークとスプーンがコンパクトに収納された逸品
カモフラージュライト カモフラージュ症候群、今だ進行中。懐中電灯もカモフッたらこうなってしまった
プレイモビル 西ドイツ生まれの知育おもちゃは世界一
フェンダー “エスクワイヤー” 星降る夜はギターを弾じいて1人思うのだ
バブアー “ライダーウエア” 英国王室御用達のバブアーから、ライダーウエア登場。あの故S.マックイーンも愛用
ガーフィールド電話 ハンドルセットを持ち上げるとうっすら眼を開ける人気猫。ガーフィールド電話に注目!!
メンズシェーバー ZOLVA 懐古礼讃。時代はゆっくり急速にレトロ感覚
コーデュラナイロン旅行鞄 “バルロッソ” 素材特有のザックリした存在感がとても魅力
ミニマグライト・キット ミニマグライトにオプションパーツが新登場
インテリアホビー・オルゴール メルヘンメモリーシリーズのニューアイドル、ファンタジックな世界が部屋に広がる

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カラー4ページの「SUPER SHOPPING」は「世界最高級車スタッツ・ベアキャットを診る」です。さすがに「買う」ではなくて「診る」です。写真のクルマは1979年式のスタッツ・ベアキャットで、アメリカのスタッツ・モーター・カー・カンパニーが復活させたヤツ。イタリアで手作業により製造された高級ネオクラシックカーです。なんにしても、あんまりというか一生縁のない世界です。

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モノ・マガ ロサンゼルス支部発の「LA情報」はカラー見開き。「ここマリーナ・デル・レイは人工ヨットハーバーでは世界最大の規模。毎水曜のヨットレースに参加する数も多い。事故防止、救助はコースト・ガード、サンタモニカ市警、ロス郡・シェリフ、マリーナ・消防隊が担っている。海の男たるもの自分の命は自分で守るのが伝統。港のボート・ハウスには各種のレスキュー用品、サバイバル用品が並んでいる。一点一点を見ると、機能とデザインのはっきりとしたコンセプトが感じられ面白い。今回は海のサバイバル用品を集めてみた」んだそうです。

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ミリタリー・デザイン学」はカラー6ページ。その2回目は「ウッドランド・カモフラージュ・パターン」について言及してます。「迷彩に使用する4色の色はナティックの研究所において調査・研究が数年間かけて行なわれた。最も苦心した点は、それぞれの色の割合の決定であった。パターンは遠目には混り合って、各色の識別が困難であり、ある一定の距離まで離れると、各色が混り合って一色に見えるように開発された。コットン100%地の場合はUSオリーブグリーン(No.107)が使用された」とのこと。文中に出てくる「ナティック」とは、マサチューセッツ州ナティックにある「ナティック兵士システムセンター(Natick Soldier Systems Center / NSSC)」のことで、アメリカ陸軍の重要な研究開発施設です。

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モノクロ7ページの「Super Column」。「毎月500点以上の新製品を紹介しているモノ・マガジン。でもモノ・マガジン編集部のアンテナがキャッチする情報は新製品ばかりじゃない。国内、海外のいろんな商品情報や、面白グッズのお店、ちょっと変ったモノの収集家、そしてライター一個にまでウンチクを傾けるスーパーこだわり人間などなどそれはもう、種々雑多。そんな中から、モノマカ編集部が特別にセレクトした情報が、このスーパーコラムである。編集部が独断と偏見で選んだニュースの数々。価値ある情報はこんな小さな記事の中から生まれてくるのだ。もちろん、ただのモノの紹介にととまるのてはなくモノの背景にある歴史や人物、そして環境など、多角的な視点からのモノ情報なのである。気分はあの名コラムニスト、ハート・バックウォルドに限りなく近づきたい? と、モノマガは考えるのである。毎月の超面白ニュースにどうぞ御期待あれ。今月は、コークの話から嘘発見器の話。それから自由の女神の100歳のお誕生祝い、なんと5000枚のレコードを集めたコレクター、フラスチック・グッズの専門店、20年以上もNHKで使われているカートリッジの話題など」とのこと。2分の1とか、3分の1広告みたいなレイアウトが、ちょっといい感じです。

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今回も「OVERSEAS NEW PRODUCTS NEWS」と「WAKU WAKU WORLD」は、ふたつまとめて紹介します。

OVERSEAS NEW PRODUCTS NEWS」では「練習量が足りないからゴルフがうまくならないのだ、と信じているあなたへ。時間がない、などと嘆いていないで、時間あたりの打球数をあげてしまえばいいのです。そうすれば、たっぷり練習したことになる。」という記事ををピックアップ。

「あら、本当。仕事と同じでデレデレとやっているから密度が小さいのだけれど、さっさっさとゴルフ・ボールを打ち続ければ、1日にスウィングは100回でも200回でも思いのままに増やせます、ね。(改行)さて、そのスウィングのスピード・アップはどうするか。ゴルフ・ボールを箱から取り出し、眺めて、ティーに載せて、スタンスを取り直すというあの一連の動作の前の方を全部カットしてしまうといいのだ。(改行)そうか、ボールを用意してくれる気のきく小犬を飼うとか、それができない人ならしかたがないから文句を言わないような女房を養うとか、すればいいわけである。どちらもできないという心正しき人ならば、この「ティー・ウィズ」(TEE-WIZZ)はいかが。ミキサーみたいな形をしたプラスチックの筒にゴルフ・ボールを詰めこんでおいて、ころりころりと出てくるにしたがって、金属のフレームが倒れてきてボールをティーの上に案内する。(改行)さて問題は、この筒の中にいったいどのくらいのボールが一度におさまるのか、一回のティー・セットまでに何秒かかるのか、ということなのだけれど、大まかなアメリカの会社らしく何のデータもない。日本人て、とても細部にこだわるものですから、そういうことをまず知りたい。お値段は99ドルからドルまで、各種。」

で、とりあえず1回に50個までボールが入れられることがわかりましたので、お伝えしておきます。あとはわかりませんでした。

WAKU WAKU WORLD」では「思いついたらともかく具体化しないと気がすまないアメリ力人気質が生んだ世界最大の長胴10輪スーパー・リムジン」という記事が目につきました。

「これ合成写真ではありません。去る8月半ばにカリフォルニアでお目見えした、正真正銘の長デラックス・リムジンで、もちろん世界最大級。カリフォルニアのカスタム・カー・メーカー “ウルトラ・リムジン” 社の製作になる長胴乗用車で全長は15.24メートル、乗客定員20人。車内にはミニ水族館。 バー、テレビ受像機5台、電話4台がそなわっている。車輛価格は、ざっと8200万円。もっとも、いまのところウルトラ・リムジン社も手放す気はないとのこと。(改行)そのうちに日本の観光業者が “ウルトラ・リムジンに乗ってウルトラ・サイトシーイングに行こう!” なんてなキャッチフレーズを掲げたナントカ・パックを募集するかもしれない。そうすれば『ボク、世界一のリムジンに乗った』と自慢話もできそうだが、この長胴車は動かすたびに特別許可が必要とか。」

これ運転できる人スゴイなぁ。その隣の記事の世界最小自転車、これも運転できる人スゴイなぁ〜、というか絶対無理だと思う。

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そして今回のメインの特集となるのが「特集 都市生活GOODSカタログ 男の一日はシンプルに始まりそして機能的に終わる」。カラー22ページ、モノクロ7ページ構成です。内容は、

◎トビラ
◎都市生活の朝(1)
◎都市生活の朝(2)
◎男の出陣
◎男の仕事(1)
◎男の仕事(2)
◎都市生活の夜(1)
◎都市生活の夜(2)
◎都市生活の夜(3)
◎都市生活の夜(4)
◎男の休日

となって、モノクロページへ。

◎トビラ 副題に「都会派のための便利小物」と付いてます。
◎コンビニエンス学
◎ディスポーザブル・グッズ学
◎アーバン・サバイバル学

以上となります。

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カラー3ページの「CASA MONO」は「復活したコルブとリートフェルト」。ル・コルビジェとへーリット T.リートフェルトがデザインしたイスについてを言及してます。

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“GOODTASTE” を嗜む男の服」はカラー4ページ。ブルックスブラザーズの紹介です。バカみたいなTシャツばかり着ている身なもんで、ぜんぜん嗜んだことないですね “GOODTASTE”。

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世界の傑作品」はカラー7ページ。今回のラインナップは「バドワイザー」「コンバース」「ファーバー・カステル」「ウォークマン」「ハンティング・ワールド」「レミントン」「ノースフェイス」です。

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カラー8ページの「特集 お目覚めカタログ please! Wake up call.」。「東京上空に突如現われた謎の飛行物体。そいつを迎えうつべく出動した地球防衛軍は進軍ラッパも高らかに、ボワーンボワーンと砲撃を開始した・・・・・・。何の話と思いきや、これ、すべて目覚まし時計のご紹介。目覚ましといえば、丸い文字盤にカネのベル・・・なんていうのは今は昔の物語。今や目覚ましは、デザイン的にもメカ的にも文字通りメザマシー発展をとげ世界を侵略中。各地で “メザマシンドローム” をひきおこしている。未来的。 SF的になってきた目覚ましに注目!!」という内容です。

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表4の広告は、トヨタの「セリカ」です。「FF TWINCAM BEAUTY 新CELICA誕生」とあります。4代目の通称「流面形セリカ」。駆動方式をFR(後輪駆動)からFF(前輪駆動)へ変更しました。

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では、次回の昭和61年1月(43号)をお楽しみに!

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