ヱビスビールの注目作「ヱビス ニューオリジン」、飲んで一言


2月21日に缶商品が登場したヱビスブランドの新ライン「CREATIVE BREW」の第一弾である「ヱビス ニューオリジン」発表会~試飲レポートをお届けします。

本製品の特長は1890年のヱビスビール発売当時に使用されていただろうドイツ産ホップ品種「テトナンガー」を用い、また製法にも手間をかけることにより、高貴で洗練された苦味と香りをもたせたことです。

醸造を担当するのはヱビスブランドチーフエクスペリエンスブリュワーの有友亮太さん。ビール醸造の本場ドイツでも修業を積んだサッポロビール醸造家の若手のホープです(ちなみに有友さんは大のサッカー好き。ドイツ修行中はブンデスリーガ観戦を楽しんだとか!?)。

半つや消し仕上げデザインと手触りにこだわったパッケージ。
背面には商品コンセプトと、有友さんのサインが入る。「20回以上書き直して、ようやくOKいただきました」と苦笑。

有友さん曰く、「味わいは奇をてらうことのない王道狙いですので、食事にも合います。ヱビスビールは比較的重めの味わいですが、ヱビス ニューオリジンはとても飲みやすいと思います。グラスに注ぐことで炭酸や苦味(専門用語としては「くみ」と読む)も和らぎ、より口当たりよくお楽しみいただけますよ」

では「プシュ」りましょう。いただきます。 うん、確かにこれはヱビスビールです。が違う……ああ、まず香りが嗅覚をくすぐりますね。続いてほんのりとした甘みがやってきます。

先の有友さんのコメント通り、飲みやすいヱビスと言えます。そして何口か飲んでいると、あれ、この雰囲気はどこかで飲んだことが? とつながったのが、昨年数量限定発売された「ヱビス ホップテロワール」です。

昨年11月22日に数量限定発売された「ヱビス ホップテロワール」。みなさんおためしになりました?

ヱビスのブランドマネージャー、沖井さんに尋ねると、「ヱビス ホップテロワールはCREATIVE BREWと名乗ってこそいませんが、その前段というべき位置づけの商品です」とのこと。

思えばあちらも希少なジャテツ産ホップを用いることで、ヱビスビール伝統の重厚さ、深さ、飲みごたえとは異なる、ホップそのものの個性(ゆえにテロワールだ!)と香りを楽しむ1本でした。

ヱビス ブランドマネージャーの沖井さん(左)と、ブリューマスターの有友さん。沖井さんにとって、CREATIVE BREWを有友さんに託すことは「一択でした!」。

有友さんは「サッポロビールが保有する130年前の資料をひっくり返し、研究してやっとニューオリジンを仕上げました。

しかし資料を読むほどに、日本のビール造りに挑んだ先輩方の苦労が伺え、「もっと勉強しなくては! と痛感させられました」と語ります。これつまり、今後CREATIVE BREWで“もっともっと美味しい、そしてもっとおもしろいビールを造りますよ”という宣言と受け取りました!

6缶パックでみんなで乾杯といきましょう!

オネダンはヱビスビールよりちょい上。店頭では税込300円程度となっているようです。スタンダードビールの500mlくらいですので、ご褒美銘柄と言ってよさそうです。

ニューオリジンは秋ごろまでの期間限定商品で、第2弾も予定されています。なお3月14日には500ml瓶ビールも発売され、同日より「YEBISU BAR」「TAPS BY YEBISU」では樽生も提供開始となります。

3月14日には中びんも発売。

ここからは完全に余談ですが、編集長前田は駒澤大学出身なので、正月は「サッポロ生ビール黒ラベル」片手に箱根駅伝が恒例でして、今年は総合優勝に男泣きしながら飲みました。来年はCREATIVE BREWで「夢よもう一度」だ!

CREATIVE BREW ヱビス ニューオリジンのブランドサイト、ぜひ読んで!
https://www.sapporobeer.jp/yebisu/

  • モノ・マガジン&モノ・マガジンWEB編集長。 1970年生まれ。日本おもちゃ大賞審査員。バイク遍歴とかオーディオ遍歴とか書いてくと大変なことになるので割愛。昭和の団地好き。好きなバンドはイエローマジックオーケストラとグラスバレー。好きな映画は『1999年の夏休み』。WEB同様、モノ・マガジン編集部が日々更新しているFacebook記事も、シェア、いいね!をお願いします。@monomagazine1982 でみつけてね!

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