Get Navi×monoマガジン編集長コラボ
ヒットスコープ第7回
ブロンプトンでライフスタイル変えてみませんか?


ブロンプトン・ジャパン設立発表会場にてアダム社長(中央右)、マネージャのマークさん(中央左)と『ゲットナビ』川内編集長(右端)にモノマガ前田。

モノ情報誌「ゲットナビ」と「モノ・マガジン」がタッグを組んでひとつのモノを深堀りする連載「ヒットスコープ」。第7回はフォールディングバイクの傑作品「ブロンプトン」の新作と、ブロンプトン・ジャパン設立、キーマン・インタビューで、君の知らないブロンプトンをお届けする。

ゲットナビ川内編集長のヒットスコープ第7回はコチラ!

2022年11月1日。渋谷のサイクルカフェでブロンプトン・ジャパン設立の発表会が開かれた。英国本社からは社長のウィル・バトラー・アダムスさんと、アジアパシフィックマネージャのマーク・スメドリーさんが来日。日本支社設立の経緯と、日本初上陸となるチタンバイク「T1」、今年の目玉商品「バブワーコラボバイク」がお披露目された。

左が英国本社社長のウィル・バトラー・アダムスさん。右がアジアパシフィックマネージャのマーク・スメドリーさん。

ブロンプトンといえば知る人ぞ知るフォールディングバイクの傑作品。1975年にアンドリュー・リッチー氏によって発明されたブロンプトンは、わが日本でも高い人気を誇り、同じ英国発のモールトンと並ぶミニベロの代表的存在だ。

日本ではこれまで長くミズタニ自転車が代理店をつとめ、普及、サポートに尽力してきたが、今回、満を持しての支社設立となった。

このタイミングでの支社設立の理由をマーク氏は、

「ブロンプトンの将来はアジアにあり! とはいえ、単に売上を伸ばしたいのではないのです。ブロンプトンを普及させることにより、健康な暮らしや生きがい、つまりクオリティ・オブ・ライフの向上に貢献できるはずだと考えるためです」

ブロンプトンはロンドン都市部での電車利用を含む移動にメリットのあるフォールディングバイクとして誕生した。ゆえに基本コンセプトである都市部での自転車移動スタイルが定着すれば、ペダリングによる運動と健康意識の向上、マイカー使用の抑制(CO2対策)、気分転換や都市サイクリングによる新たな需要喚起など副次的な喜びが見いだせ、豊かな人生につながるというわけだ。

「おそらく日本の自転車趣味層は人口の2~3%で、その部分についてはミズタニ自転車がしっかりサポートしてくれました。しかし〝自転車に乗ったことがある人”と尋ねれば90%はいるはずです。ブロンプトン・ジャパンとしては、先の理由からも、この90%に知ってもらいたいと考えています。簡単に言うなら、日本のみなさんに近づきたいのです」

続けてウィル社長が、

「『We create urban freedom for happier lives』とはブロンプトンの文化的標語です。ブロンプトンは単なる自転車ではありません。とりわけ都市生活者にとっては【スマホ、サイフ、ブロンプトン】と言えるほどの必須ギアなはず。自転車が健康や生活、メンタルヘルス、地球環境にすら貢献できることを今一度、働きかけていきたいのです」

ウィル社長

ウィル社長は2008年に創業者のアンドリュー・リッチー氏よりブロンプトン社長の座を引き継ぎ、このプライベートカンパニーを逞しく、大きく成長させてきた。

「私が入社した21年前、ブロンプトンは〝タイニー・タイニー・カンパニー”でした(笑) ちなみに当時の年間生産台数はおよそ4000台。現在は10万台にまでなっています」

ところでいかにしてウィル社長はブロンプトンのメンバーになったのでしょう?

「ええ~っと(遠い目)、あれは確かバスに乗っててね、隣の席の銀行員の男性と話しているうちに、彼が『自転車に興味があるなら、私の知り合いに会ってみたらどうだろう? 彼は自転車を作っていて、エンジニアがほしいと言っていたんだけど』。私は当時27歳。まもなく興味本位でリッチーに会ってみた。それまでブロンプトン自転車は見たこともなかったし、見た時の第一印象は『ヘンな自転車だな』だった。ちゃんと走るの? なんて半信半疑でね。でもこぎ出したら背の高い私が乗っても快適に走れるし、なにより折り畳みのアイデアが秀逸! それで入社させてもらった。まだ若かったし「2年くらい働いてもいいかな」なんて(不遜にも)思っていたけど、気づけばもう20年。ブロンプトンに人生を変えられたよ!」

日本初上陸となるチタンフレームバイク「T1」と川内編集長、前田の3ショット。

案外本国でもブロンプトンの知名度はマニアックなものだったようですね。ちなみに創業者のリッチー氏は現在どうされているのでしょう?

「彼は元気だよ。先日もカレーランチをご一緒したところだ(笑) 2008年に僕が会社を引き継ぎ、彼は2015年にビジネスから引退した。むろん現在も大株主ではある。リッチーは3週間に一回くらい会社に来て、デザイナーたちとワイワイやってるよ。グローバルな時代で、彼の時代に比べればブロンプトンのビジネスも複雑で多岐にわたっている。彼は心配性だから細々としたビジネスに距離を置ける現在の立場・関係性が一番幸せだと思うよ」

ブロンプトンのメンターは健在! ところでマークさんの初ブロンプトン体験はいかに?

「ある海岸でブロンプトンに乗っている男性を見かけて、声かけたんだ。『その自転車は何ですか?』ってね。そして教えてもらった。彼はロンドン在住の銀行家で、70歳くらいだったかな。その後ロンドンへ引っ越し、紆余曲折あって入社したのは2011年。ウィル同様「3~5年くらい働いてみるか」なんて思ってたけど、僕も人生を変えられた口だ。だって、こうして日本など海外へ足を運ぶようになったし、今は家族と一緒にシンガポールに暮らしているんだから」

「T1は軽い。ほら指一本でこのとおり!」ウィル&マークの宴会芸「ブロンプトンを指一本で持っちゃうぞ」炸裂!

ちなみにウィル社長の日本食の好物は、おでん。マーク氏は寿司とのことだが、「抹茶アイスとバナナ味のキットカットには驚かされたね。あんなキットカット英国にはない(キットカットは英国発)。土産に買って帰ると、子供たちが喜ぶんだよ!」とのこと。合格祈願にすらなっていると知ったら、さらに驚くに違いない。

バブアーとのコラボバイク。そしてまるでマイバイク顔の川内編集長

最後に新作の話。バブワーとのコラボモデルは専用のバッグとポーチが付属して価格は35万6400円。発売は2023年はじめ頃の予定。

ウィル社長が「10年をかけて開発したブロンプトンの象徴としての一台」というチタンフレームの「T1」については、「もともと量産に向いていない造りであるのに加え、注文が殺到しており製造がまったく追いつかない。いま注文頂いても、お届けできるのはたぶん再来年……大変申し訳ない!」ということらしい。

日本では幻級のレアモデル、チタンフレーム・ブロンプトン「T1」。今オーダーしても手に入るのは3年後とか!?

ブロンプトン乗りの編集長としては、誰も彼もブロンプトン……となるのは悔しい(笑)のだが、それでも、一人でも多くの人にブロンプトンというモビリティのすばらしさを知っていただきたいと思うのが本音。

さてみなさん。そろそろブロンプトンで、ライフスタイル変えちゃいませんか?

取材陣全員集合。チーズ!

問い合わせ:ブロンプトン・ジャパン https://jp.brompton.com/

写真/中田悟(ワン・パブリッシング) 文/モノ・マガジン編集長

GetNavi×momoマガジン編集長コラボ取材!ヒットスコープ第1回

  • モノ・マガジン&モノ・マガジンWEB編集長。 1970年生まれ。日本おもちゃ大賞審査員。バイク遍歴とかオーディオ遍歴とか書いてくと大変なことになるので割愛。昭和の団地好き。好きなバンドはイエローマジックオーケストラとグラスバレー。好きな映画は『1999年の夏休み』。WEB同様、モノ・マガジン編集部が日々更新しているFacebook記事も、シェア、いいね!をお願いします。@monomagazine1982 でみつけてね!