何が届くかも楽しみ!冷凍だからできるパンのサブスク「パンスク」とは?

2022.09.28

毎回、異なるパン屋さんから8個程度のパンが届く

一定の金額を支払うことでサービスが受けられるサブスク(=サブスクリプション)。すっかり定着した感がありますが、今回ご紹介するのはパンのサブスク。一時、会員登録が最大3カ月待ちとなったこともある「パンスク」を運営する株式会社パンフォーユーの広報・西尾香春さんにお話を伺いました。

専用の箱で送られてくる「パンスク」。何が入っているかは開けるまでわかりません。

株式会社パンフォーユーは、「パンフォーユーオフィス」という、オフィスに冷凍庫を設置して従業員が自由に冷凍パンを食べられるという、福利厚生サービスを提供してきました。その中で、「自宅でも美味しいパンが食べたいという声をいただき、個人宅へ冷凍パンを届ける定期便として“パンスク”をスタートさせました」と西尾さん。

2019年末に行ったテストマーケティングでは100名の募集に対し、4000名もの応募があったそうです。そして、満を持して2020年2月末に「パンスク」のサービスを開始しました。2022年9月現在、北海道から沖縄まで全国の75店舗のパン店と提携。提携できるのは「パンスク」が独自で設けた審査基準をクリアすることが条件になっています。具体的には「非公表ではありますが、例えば『「パンスク」のコンセプトである「おいしいパンを旅しよう」に共感いただき、自慢のパンを日本中の方に食べてほしいと考えていらっしゃるパン屋さんかどうか』、『立地なども含めてなかなか出会えないパン屋さんかどうか』など、共においしいパンを多くの人に届けたいという思いを持っていただけるパン屋さんにご協力をいただいています」(西尾さん)。 

パン屋さんからのメッセージカードが同封されています。

「パンスク」の利用の仕方は簡単。現在、「パンスク」への登録は順番待ちになっているので、まずは登録をするための整理券(LINE)を受け取ります。その後、正式に登録すると、1回にだいたい8個程度入った箱が届きます。1回分の会費として1回2,900円+パンの旅費(冷凍送料)の3,990円を支払います。提携しているパン屋さんのうち、どこの何が届くかは箱を開けるまでわかりません。どんなパンが入っているか、箱を開けるのも楽しみです。

パンが届く間隔も、2週間に1回、1カ月に1回、2カ月に1回から選ぶことができ、状況に合わせてスキップすることも可能。普通にしていたら出会うことができなかったかもしれないお店のパンを、自宅にいながら食べられるというのも特別な経験のように感じます。何より、自宅で“焼き上がる”パンの香り、焼きたてならではの食感はたまりません。

パンの内容はパン屋さんとパンフォーユーの担当者で決めています。

パンはすべて冷凍されていて、食べ方も書かれています。基本的には自然解凍してトースターで焼くなど、とても簡単。電子レンジを利用して解凍する方法もあり、いつでも気が向いたときに、好きなパンが食べられるのが一番のメリットです。パンを食べることが多い朝食では、忙しい時間帯に新しいパンと出会えるというちょっとした楽しみになります。小腹が空いたときにも冷凍庫にストックしていれば、気軽にブレイクタイムの一品に。甘い系のパンならおやつ代わりに、惣菜系のパンならおつまみにもなります。

1回に届く内容の一例。毎回、食事系もおやつ系も入っています。

気になるのは、この冷凍パン。「パンスク」では独自の冷凍技術を提携したパン屋さんに提供しています。「独自冷凍技術は一般的な冷凍庫で冷凍できるので、設備投資が不要なところも大きな特長で、瞬間冷凍機などの高額かつ大きい機械などは使用せずパン屋さんの焼き立ての味を1か月以上維持することが可能です」(西尾さん)。一般家庭で普通に使っている電子レンジやトースターで美味しく食べられるのが一番のポイントです。

クロワッサンはトースターで軽く焼くと表面がサクッと仕上がります。

パン屋さんで買ったパンは、買ったその日が一番美味しく、時間が経過すると少しずつパサついたり、硬くなったりしていきます。冷凍パンはできたてを冷凍していて、自宅で温め直したときに美味しくなるように仕上げられています。つまり、自宅で食べる直前が一番美味しい状態。パン屋さんで買ってきたときと同じようなクオリティが再現できるのが一番の魅力です。

パンと一緒にパン屋さんからのメッセージカードが入っています。

今回、熊本県合志市の「Petit Mignon(プチミニョン)」のパンを食べてみました。失礼ながら、これまでまったく知らなかったパン屋さん。熊本県にも縁がないので、普通なら出会うことがなかった可能性のほうが高い店です。でも「パンスク」を通して出会うことができ、クロワッサンやイングリッシュマフィン、お店の看板商品でもある「ピスターシュ」というピスタチオを使った2色のクロワッサンなどを食べることができました。

バターたっぷりのクロワッサンの“焼きたて”は最高に美味しい!

クロワッサンを解凍して、トースターで軽く焼くと、本当に焼きたてのようにクロワッサンの“層”がサクッとして、中の生地はもっちりして本当に美味しい!バターの風味も際立っていて、もう、これだけでごちそうです。忙しい朝や、仕事で疲れて迎える週末などに、焼きたての美味しいパンがあると、本当に気分が変わってきます。

表面はサクッとしていて、生地はバターがジュワ~ッと染みています。

美味しいパンを食べるというだけでなく、知らなかった店を知ることができるという新しい発見や、美味しいパンを届けたいと思っているパン屋さんと繋がることができる喜びは、サブスクならでは。お気に入りのお店から取り寄せるのも楽しいですが、新しい出会いを楽しむのもパン好きにはうれしい体験ではないでしょうか。

パンスク: https://pansuku.com/

  • 好奇心旺で、食べることが大好き。新商品や限定品にめっぽう弱く、ジャンルを問わず常に情報を集めてはトライ。地方の食材や調味料も発掘も楽しんでいます。また、北欧、特にフィンランドが大好きで、現地の蚤の市などではヴィンテージハントにハマっています。サウナも好きで週1~2回のサ活中で、フィンランドでは念願のサウナから湖へのダイブを体験。日々、美味しいものを求めながら、北欧雑貨とムーミンに囲まれて暮らしています。