これからはオフィスも移動式に!?
コンセプトモデルのMOOWが登場


 新型コロナウィルスの影響で働き方のみならず、オフィスのあり方までも変わってきましました。パソコンとネット環境だけあれば仕事場になるご時世、クルマもそういうニーズに対応するように。そこで今回ご紹介するアイテムがMOOWなのです! 

ジャーン!! という銅鑼の音が聞こえたり、深夜の通販番組っぽく拍手喝采がおこりそうな前振りで恐縮です。ベースとなったのは、日産の1BOX、NV200バネット(以下バネット)。

バネットといえば配達の相棒やタクシー、ウェルキャブ仕様と幅広く活躍するワゴン車。最近では車中泊ブームに対応するようマルチベッド仕様の簡易キャンピングカーのようなモデルもある人気モデル。

そのバネットを移動オフィスにしたのがMOOWなのです。

 移動オフィスといえば何かこう、映画を見た影響での筆者の勝手な妄想も多分に入っているのですが、世界を股にかけるビジネスマンがプライベートジェットで指示を出したり、書類を仕上げたりするようなイメージでしょうか? そんな移動オフィスがより身近になりそうです。そういえば某カーライフジャーナリストさんはとある編集部に在籍していらした時に、撮影でお借りしたフェラーリF40の助手席で入稿作業をしていたとか。MOOWならフルバケットシートではないですし、テーブルもあります!

 さて。MOOWの車内はバネットの後席部分を大胆にオフィスにカスタマイズ。それまでの簡易テーブルを使ったオフィス仕様もなくはなかったですが、今回はオフィス空間の創造で知られるイトーキと共同開発というから、かなりの本気なのです。オフィススペースとなる後席部分は匠の手により丸ごとテレワークスペースに生まれ変わりました。そこを一人で使える贅沢な部屋に(BGMにTAKUMIを流して当サイトをご覧いただくと某番組のようにお楽しみいただけます)。

バネットの荷室を含めた後席部分を使用して狭いはずがないのですが、デスク天板は可動式にすることでより使いやすい空間に。またテレワーク時のオンラインミーティングにも嬉しい間接照明を採用したり、スマホを差し込むスリットを設けることでハンズフリービデオ通話を可能にしたりと仕事場としての機能も十分。

 室内の広さをクリアしたならばその快適性もこだわっています。どうしても室内、いや部屋に出っ張ってしまうタイヤハウスは収納棚を設けることで新たな収納スペースとして活用、そこには格納式のオットマンが。匠の優しさを感じる演出でもあります。快適性を左右すると言っても過言ではない部屋の空調には一般的な冷暖房機器を車両後端に搭載。日産開発の高性能リチウムイオンバッテリーを搭載することで、走行中の充電はもちろん、エンジン停止状態でもパソコンや空調などの電源供給にも余裕があり、約5時間(600w/h稼働時)の使用が可能といいます。

どうせコンセプトモデルでしょ、売ってないでしょと嘆く無かれ。それがなんと! 年内には販売も視野になっているというのです。若かりし頃に見入った大門軍団(私、失敗しないのでと違うモノ)の「西部警察」に登場するサファリの移動式司令室に憧れた貴方、自分の空間にはこだわりたいZ世代の貴方も自分のオフィスを持つチャンスかも!

日産 https://www.nissan.co.jp/
問 日産自動車お客様相談室 0120-315-232 

イトーキ https://www.itoki.jp/
問 イトーキお客様相談センター 0120-164177 

  • 自動車ライター。専門誌を経て明日をも知れぬフリーランスに転身。華麗な転身のはずが気がつけば加齢な転身で絶えず背水の陣な日々を送る。国内A級ライセンスや1級小型船舶操縦士と遊び以外にほぼ使わない資格保持者。