ちょっぴり高級がちょうどいい
日産ノート•オーラ


 日産の主力コンパクトカー、ノート。昨年末にはフルモデルチェンジしハイブリッド専用車に。販売台数でライバル車追撃しつつ市場を賑わせる人気車種だ。そのノートの上級モデルとしてノート•オーラが6月に発表された。

当初発売は秋予定だったがディーラーではすでに受注を開始しているようで、実質的に販売されている。半導体不足やコロナ禍ということもあり、一斉に受注して納期が長くなるのを防ぐ目的もあるのかもしれない。

 ノート•オーラ? それはなんでやんすか? いつの間に? と時代遅れの筆者がお勉強してみた。コンパクトカー、ノートの上級モデルになるモデル(編集部注:それは冒頭でお伝え済みですが)。ノートをベースにしてお高い部品をとりあえずつけとけ! とかノートに高級グレードが加わっただけでしょ、と思いきやネーミングこそノートをつけてはいるけれどもイロイロ専用設計のまったく別なクルマなのだ。例えばエクステリア。ボンネットやルーフ、リアパネルなど外板部はノートと共通のモノだがドアやフェンダーは新デザインを採用している。

またノートと決定的に違うのは車幅が1700mmを超え、1735mmとなったことで3ナンバーに。またぁ、安全面を考えてボディだけ大きくしたでしょ、と思われがちだが、それも違う。17インチタイヤ(ノートは16インチが主)やトレッド面も拡大されている。

 その特長はお買い得なプレミアム。まずプレミアムな面を少々。たとえば高速道路を走るシーンで上質といえば、目一杯アクセルを踏まなくても加速してくれるパワーが挙げられる。ゆとりがあれば合流も車線変更時も覚悟はいらない。そのためエンジンそのモノは変更がないが、モーター出力はノートのそれよりも20PSアップしている。もちろんエンジンは発電用に徹し駆動はモーターのe-POWER方式だ。そのモーター駆動の静粛性を最大限に活かすためフロントドアのガラスには遮音膜を用いたラミネートガラスが採用されている。このラミネートガラスは現行スカイラインや高級車に使われるモノ。

 一方インテリアはどうかというと、デザインこそノートと似通っているがフルカラーの12.3インチディスプレイや本革巻きステアリング、木目調パネルが落ち着いた印象を受ける。

特にこのパネルには木目のデコボコを表現するなどこだわりのモノ。シートはツイード調織物と合皮のコンビシートを標準とし、本革シートをオプション設定。この本革シートは2色から選択が可能。

インテリアでの話題といえば国内初採用されたBOSEパーソナルプラスサウンドシステムだ。

これは前席ヘッドレストにスピーカーを内蔵しており、クラシックやジャズからニューミュージック、演歌、アニソンなどジャンルを問わずにe-POWERの静粛性と相まって音を楽しめる。アイドルの声を入れておけば耳元で囁いてくれる感覚かも知れぬ(編集部注:それはあなただけです!) 

 これだけの装備を持ちながらも価格は261万円からとリーズナブル。例えばノートの上級グレードXではインテリジェントアラウンドビューモニターやLEDアダプティブヘッドライトなどはオプション設定だがノート•オーラは全モデルに標準装備している。装備面を考えるとノートよりお買い得感が強いのだ。人気車種に派生モデルを加えることで販売台数を増やす、オトナの事情も見え隠れしないでもないけれどコスパは抜群なのだ。

日産 ノート•オーラ 

全長×全幅×全高:4045×1735×1525(mm)
エンジン:1198cc直列3気筒
エンジン:82PS/6000rpm
最大トルク:103Nm/4800rpm
モーター最高出力:136PS(100kW)
モーター最大トルク:300Nm
WLTCモード燃費:27.2km/L
価格:261万300円〜

日産自動車  http://www.nissan.co.jp/
問 日産自動車お客様相談室 0120-315-232

海野大介(daisuke unno)
  • 自動車ライター。専門誌を経て明日をも知れぬフリーランスに転身。華麗な転身のはずが気がつけば加齢な転身で絶えず背水の陣な日々を送る。国内A級ライセンスや1級小型船舶操縦士と遊び以外にほぼ使わない資格保持者。