気分もアゲアゲなコラボ 2

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 クルマでも他ブランドとのコラボモデルは今までもたくさんあった。フランス車でいえばアルピーヌルノーもそのひとつ。最近では(といっても10年近く前だけれど)MINIとロールスロイスのクルマもあった。その名もMINIインスパイアード・バイ・グッドウッド。車名末尾のグッドウッドはロールスロイスの本社所在地。スポーティなクーパーSをベースに深い黒が特徴でもあるファントムやゴースト専用のダイヤモンド・ブラック・メタリックがボディカラーに使われる。

インテリアは「ロールスロイス・コーンシルク・ベージュ」のレザーにロールスロイス専用の「ウォールナット・インレイ」のトリムで仕上げられ、天井のライナーはカシミア、フロアマットは靴が半分隠れるほどと言われるふかふかの毛足の長いウール・フリースを使用。ドアを開けた瞬間からプチロールスローイスなのだ。

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 価格は当時の為替でクーパーSの倍近い570万円前後。限定1000台だった。

高額といえばブガッティのエルメス仕様。

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このあたりになるとなんでも持ってこい! 的にど底辺の庶民である筆者は思うのだけれど、富裕層は普段使ってるモノがいい、ということだろう。ちなみにエルメス、ボルボS90とコラボしたモデルもあった。そうそう、最近エルメスで話題になったクルマがもう一台ある。それはZOZOの創業者、前澤友作氏がオーダーしたロールスロイス、ファントムだ。

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ロールスロイスとエルメスのビスポーク部門が連携して仕上げた1台。エクステリア織部焼のグリーンをイメージ。このモデルだけの特別色を作り、同氏のプライベートジェットにも使える塗料としても開発している。インテリアはエルメスのレザーをふんだんに使い、ウォールナット上にはエルメスを象徴する馬の姿が描き出されている。

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 ファッションブランド以外のコラボでユニークなのは昨年12月に発売されたアストンマーチンDBXとシングルモルトウィスキーで有名なボウモアとコラボしたモデルだ。ボディカラーはこのモデルのために復刻されたボウモアブルー。ボディサイドのストレーキ部分にはボウモアのウィスキー蒸留機で使用されていた銅を使用するこだわりよう。

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限定18台でその顧客には39年間熟成されたボウモアのシングルモルトの樽からボトルに入れる体験や、英国王室御用達のウィスキー熟成庫への特別入室など特別なツアーが用意される。

 意外な組み合わせの代表的なモデルは2003年の阪神タイガース(星野監督)が18年ぶりのリーグ優勝を果たした際、三菱自動車とコラボしたekクラッシィ、ミニキャブバン、ekスポーツの3部作。

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特にekシリーズはドアを開けると「六甲おろし」のオルゴールが流れたり、黄色と黒のタイガース柄のオリジナルキーだったりとファン垂涎の特別モデルだった。

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  • 自動車ライター。専門誌を経て明日をも知れぬフリーランスに転身。華麗な転身のはずが気がつけば加齢な転身で絶えず背水の陣な日々を送る。国内A級ライセンスや1級小型船舶操縦士と遊び以外にほぼ使わない資格保持者。

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