【みんなの家 Case.1】ホテルライクなリノベ賃貸にひと目惚れ! 前編

いい感じに見える人は仕事も遊びもいい感じ。そして、乗っているクルマや着ている服、使っている道具、きっと住まいもいい感じにちがいない。安直な考えだが、これが意外に的を得ていたりする。そこで、その人のライフスタイル観がたっぷり詰まった家。モノマガジン的に考えれば、家はモノである。正確に言えば、家そのモノはもちろん、そのなかにあるすべてのモノたちの集合体だ。

人はときに意識的に、ときに無意識にモノを選び、その選ばれたモノたちを使って日々を過ごしてゆく。当然、使っているモノには自身の価値観や人生観が反映されるはず。ステイホームやリモートワークなど、家のなかでの生活に向き合う時間が長くなったいまなら、なおさらだろう。人ぞれぞれのライフスタイル観の集合体である”みんなの家”。連載第1回は東京・東中野のマンションの一室で、ホテルライクな非日常空間を愉しむ南達也さんの家を紹介します。

玄関を入るとその先にはバーカウンターにデザイナーズチェア。フローリングと同じダークブラウン系のインテリアでまとめ、天井から暖かみのあるダウンライトが空間をいい雰囲気に照らす。まるでホテルの一室かのような落ち着いた大人の空間だ。日常が非日常空間というのもユニークだが、住まい主の南さんはこの部屋で暮らして3年半ほど。部屋のなかでの一番お気に入りの場所はセンターにレイアウトされた一人がけの自分専用チェアだ。

「この物件に入居する際のプレゼント企画でもらったモノですが、カタチとすわり心地がとても気に入っていて。イスに深くもたれかかって足を伸ばしたり、あぐらをかいたり。睡眠に入る前にリラックスするような場所でしょうか」

チェアの正面にはテレビとコンパクトなスピーカー。それらが置かれたラックには小さい絵が2枚飾ってあると思ったら、往年のCDのジャケットだった。「中学生のときにめっちゃ聴いていたMr.Childrenのジャケット。絵面がカッコイイのでディスプレイしています。それと気づく人はあまりいませんけどね」。小物をさり気なく佇ませるあたり、なかなかのセンスだ。

リモートワークないまにも関わらず、部屋にはPCなどの仕事道具がほとんど置かれていない。「以前はカウンターテーブルにノートPCなどを置いたりしていましたが、昨年末にオフィスが自宅の近所に引っ越したので、基本、家には仕事道具は置いていません。仕事はオフィスでやって、家ではゆっくりリラックスする時間にしていますね」。これもまた、南さんならではのニューノーマルな生活というわけだ。

南さんが入居するこの部屋は築約25年ほどの賃貸マンションで、L字型のユニークなカタチをしたワンルーム。中古マンションをリノベーションによって再生することで、豊かなライフスタイルを提案するREISMが手がけた物件だ。床のタイル材が特長で、ブラウン系のモチーフで室内を統一し、ホテルライクな空間に仕上げている。

「前に住んでいたのは普通のワンルームマンションでしたが、家の空間にもこだわりたくなって、雑誌やWebでいい感じの住まいの情報を集めていたら、REISMさんのこの物件にたどりついたんです。部屋を見た瞬間ひと目惚れでしたね。とくに家で仕事をしなくなってからは、以前よりも早く家に帰りたいと思うようになりましたし、この部屋にいるとリラックスできるし、テンションも上がるんです」

お気に入りの部屋のなかで最近では趣味方面も活発化。後編ではそんな南さんのライフスタイル観へとアプローチしていきます。

取材協力/REISM http://rent.re-ism.co.jp/

【みんなの家 Case.1】の後編はこちら

下川冬樹(fuyuki shimokawa)
  • 80’sをこよなく愛するグラサン男。モノづくりやライフスタイルに強いこだわりを持つ人々の熱血応援サポーター。みなさんの熱いハートと想いを写真と文でほどよくゆるくお届けします!