GPHG受賞者や現代の名工たちによる “時の芸術” を間近に! 「時の技巧展」開催

複雑な内部機構を扱うための高度な専門技術を持つ時計師。その中でも著名な時計師たちが、2026年1月9日〜12日の4日間、東京・渋谷に集まります。彼らの繊細にして精密な技術が生み出す “時の芸術” を、間近で見ることができる特別なイベント──それが「時の技巧展(Masters of Horological Craftsmanship)」です。

「神の手」と称される独立時計師や、時計界のアカデミー賞とも呼ばれるGPHG(ジュネーブ・ウォッチメイキング・グランプリ)の受賞者、日本が誇る “現代の名工” たちが会するこの機会は、時計好きにとってはまさに夢の時間。普段は工房の奥深くで行われるムーブメントの組立や微細な部品づくりを、実際にその目で見ることができます。小さな部品が命を宿す瞬間を覗けるなんて、胸が高鳴りますよね。

会場には、世界的に評価されるブランドの貴重なタイムピースもずらり。レデラーの「セントラルインパルスクロノメーター」や、グランドセイコーの「Kodo」、大塚ローテックの「6号」、そしてパジェスの「RP1」など、時計ファン垂涎の名作が並びます。さらに、新作の初展示も予定されているとのこと。どんな姿で時を刻むのか、想像するだけでワクワクします。

また、時計師たちによるトークセッションも開催されます(AHCI会員の独立時計師、GPHGグランプリ受賞関係者が登壇予定)。


1月10日(土) 午後2時30分~
独立時計師協会AHCIについて -AHCIとはどんな組織なのか-

※AHCI=Académie Horlogère des Créateurs Indépendants 特定のメーカーに属さず、独自の哲学と技術で独創的な時計を製作する独立時計師のための協会。1984年にスイス・ジュネーブで設立。

【登壇者】

ベルナルド・レデラー(LEDERER)AHCI会員、GPHG受賞
ラウル・パジェス(Pagès) AHCI会員、ルイ·ヴィトン ウォッチ プライズ最優秀賞
浅岡肇(Hajime Asaoka Tokyo Japan, Takano, Kurono Tokyo)現代の名工、AHCI会員、ルイ·ヴィトン ウォッチ プライズ審査員

1月11日(日) 午後2時30分~
時計業界のアカデミー賞GPHG受賞について -受賞関係者は語る-

【登壇者】

川内谷卓磨(グランドセイコー)現代の名工、GPHG受賞、Grand Seiko「Kodo コンスタントフォース・トゥールビヨン」
片山次朗(大塚ローテック)現代の名工、GPHG受賞

1月12日(月・祝) 午後2時30分~
国際時計博物館について -世界最大の時計博物館のご紹介-

【登壇者】

ナタリー・マリエロニ(国際時計博物館 副キュレーター)
浅岡肇(Hajime Asaoka Tokyo Japan, Takano, Kurono Tokyo)現代の名工、AHCI会員、ルイ·ヴィトン ウォッチ プライズ審査員

モノづくりの裏側や、一本の時計に込められた情熱を、作り手本人から聞ける貴重な時間。将来時計師を目指す方にとっても、心に残る大きな刺激となるはずです。

精密さの中に息づく “人の手のぬくもり” を感じられる4日間。時計愛好家はもちろん、モノづくりが好きな方にも、ぜひ足を運んでほしいイベントです。時間とともに動き出す、素敵な出会いがきっと待っています。

主催東京時計精密株式会社
共催:セイコーウオッチ株式会社
後援:外務省、在日スイス大使館、独立時計師協会(AHCI)

会場SAI 東京都渋谷区神宮前6丁目20-10 MIYASHITA PARK SOUTH 3F
開催日:2026年1月9日(金)〜12日(月・祝)
開催時間:11:00〜19:00(最終日は18時まで)
入場料:無料・事前予約制(詳細はイベントホームページにて)
お問合せ(Email):東京時計精密株式会社

時の技巧展ホームページ

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