[#111]いきなりエリート校の雰囲気

文/本田賢一朗(モノ・マガジン編集部)

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main使用マシンには、600cc100馬力エンジンを積んだイタリア製フォーミュラ・モデナK600が用意される。


このブログでも、紹介したことがある『リーボック』のファンクショナルトレーニング「クロスフィット」。

最近はすっかりサボってしまっているが、そこでご一緒させていただいたレーシングドライバー・野田英樹さんが、世界に通用するレーサーを育成するべく「NODA レーシングアカデミー」を栃木県茂木町に開校することになった。9月27日に開かれたプレス発表会に行ってきた。

この学校は、ほぼ毎日サーキットを走行するカリキュラムを整えながら、中学校の義務教育はもちろん高等学校の卒業資格が取得可能。卒業後はプロドライバーへの道だけでなく、大学進学も可能なカリキュラムを設けていくという。

「運転だけでなくエンジニアリングやメカニックまですべてを体験させようと思っています。クルマのメーカーの開発ができるほどの技術があってこそ、ドライバーは本当の意味でのプロになれる。ただ速いだけでなく車作りもできる、車をどうやったら速くできるのか、エンジニアが作ってきたものをどう評価するのか、といったことを身につけなければならない」(野田さん)。

実際に用意されるカートやマシンもプロが乗る本格のもの。それ以外にもスポンサーに対して絶対に必要となるプレゼンテーション能力や語学教育も徹底的に組み込んでいくという。

スポーツは明確に結果がでるゆえ、厳しい現実もある。毎日コースを走行したからといってプロドライバーになれるわけではない。 在学中にドライバーという目標をあきらめざるを得ない生徒が出てきた場合には、別の目標に向けてのサポートも万全にしていくという。

「プロになるならないに関わらず、語学や人前で論理的に説明ができるプレゼンテーション能力は非常に大事。3年間思いっきり頑張った生徒が、たとえプロドライバーになれなかったとしても、基礎教育をおろそかにしなければ、ひとりひとりが人生を明るく進んでいけます。そのための手助けには全力を尽くします」と語っていた。 もちろん「中学で入学し、15、16歳時には4輪レースにデビューできる選手を育てる」自信は絶対だ。海外からの生徒受け入れも視野に入れていくという。

表彰台に上るドライバーが出てくるのはもちろんだが、良い学校(教育)がもたらす未来こそ楽しみだ。

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校長の野田英樹さん。2010年ルマン24時間耐久レースでの完走を果たし、現役を引退。F-1参戦も成した経験を後進に伝える。

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メカニックやスポーツドクターなど最前線の現場に携わる講師陣。

【問】NODA レーシングアカデミー 
http://www.noda-racing-academy.org/