
8月3日、栃木県陸上自衛隊北宇都宮駐屯地の航空学校宇都宮校で、陸自航空操縦士を養成する陸曹航空操縦課程(FEC:Flight Enlistedmen Course)第64-221期(中期課程)の卒業行事が挙行されました。



駐屯地の体育館で行なわれた卒業式では、卒業生20名に対して航空き章(ウイングマーク)が授与された後、後期教育の機種・教育地に関する命令伝達、卒業生の申告、中薗伸吾分校長から卒業訓示などが行なわれ、続いて飛行場地区で卒業生20名が参加する卒業編隊飛行が学校職員や在校生、卒業生の家族らに披露されました。卒業編隊飛行では10機の初等練習ヘリコプターTH-480Bによる編隊飛行が、デルタ/エコー各コースの2回実施されています。


そして最後には恒例となっている「帽子投げ」で壮行行事が締めくくられています。


陸自の航空操縦士養成は、幹部自衛官に対する幹部航空操縦課程(POC)と陸曹隊員に対するFECの2コースがありますが、FECでは1966年の創設以降約2,200名の航空操縦士を輩出しており、陸自操縦士の約7割を占めています。FEC課程に進むには、陸上自衛官として入隊後、配属部隊で勤務して受験資格(航空身体検査や適性、年齢、階級など)を満たした隊員が部内選抜を経る必要があります。課程では約1年6ヵ月の前期教育(学科主体)/中期教育(基本操縦)の後、国家資格である事業用回転翼操縦免許の取得とともに防衛大臣から技能証明を付与されて航空き章が授与されることになり、ここが中期課程の卒業ということになります。中期課程修了隊員は、その後希望や適性を考慮して指定された機種の教育を実施する後期課程(実用機課程)へと進み、それぞれの指定機種の技能証明を取得することになります。

(取材:数馬康裕/Evolution Force)

















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