第102代内閣総理大臣選出! あの石破茂さんが無類の猫好きだったことをかつて本誌ムックが取材していた。コワモテ石破氏と猫のいい関係。

まーごを撫でながら満面の笑みでカメラに収まる石破茂氏。子供の頃、捨て猫を自室の押入れに匿っていたというエピソードも披露してくださった。

このたび第102代内閣総理大臣に選出された石破茂氏。外交や防衛問題に精通し自由民主党きっての論客として知られるが、実は猫好きという側面をもっていた! 本誌ムック「君の知らない猫」(2014年刊)で取材していた、愛猫家っぷりを初WEB記事化でお届けしよう!

写真/逢坂聡
文/モノ・マガジン編集部

自由民主党・幹事長石破茂氏。外交や防衛事情に精通しており、自民党きっての論客として知られる石破氏の前を颯爽と横切り、飄々とツーショットで収まる。いったいこの猫は何者、いや何猫……?

この猫こそ、テレビ東京系で毎週土曜日に放送中の『田勢康弘の週刊ニュース新書』のアイドル猫“まーご”だ。

同番組は政治ジャーナリストである田勢康弘氏が番組ホストを務める生放送のニュース番組。毎回、政治家などをゲストに迎え、政策や外交問題などの硬派なテーマについて語ってもらう。この番組がユニークなのは、ゲストと田勢氏が語りつつ、アイドル猫まーごがスタジオを闊歩するというもの。ホストの田勢氏のアイデアで始まったのだが、政局や外交問題などを語る政治家と、スタジオ内を自由自在に歩きまわるまーごとの異色のマッチングが話題となっている。恐らく世界でも類を見ない唯一無二のニュース番組であり、一部では“猫のニュース番組”と呼ばれている。

この4月には放送開始から7年目に突入、その節目となる回のゲストが石破茂氏であった。特別に観覧許可を頂いた取材陣が目にしたのは、今話題となっている集団的自衛権について語る石破氏と、その脇や前を自在に闊歩するまーご。硬派なニュース番組になぜ猫が……という説明は次項に譲るが、敏感な防衛問題をシリアスに語っていた石破氏が、まーごを見つけると柔和な表情を見せるのが印象的。

放送後に無理を承知でまーごとのツーショットをお願いすると笑顔で快諾。石破氏はまーごを抱きかかえるなどサービス精神旺盛な一面を披露してくださった。

実は石破氏は同番組ゲストとして最多の12回出演している。つまり、最もまーごと共演したゲストになるのだが、抱きかかえるのは初めてだったという。まーごを抱いてご満悦の石破氏は「子供の頃、猫が飼いたかったのですが親の言い付けで飼えなくて。でも、学校の帰りに捨て猫を拾って押入れに隠してミルクなどをやっていたんですよ。みな脱走されましたが(笑)」と大の猫好きぶりを披露。

放送後にマーゴとのツーショットを披露する石破氏。

また、ネットなどで話題となっている“石破氏を見ると猫が興奮する”という都市伝説についてもご存知で、まーごを撫でつつ「去年の参議院選挙の時から話題になっているのは承知しております。でも猫に興味もたれても彼らに投票権はないですし」と周囲の笑いを誘う一幕も。シビアな防衛問題からお茶目な猫談義まで、まーごと共に語り尽くす石破幹事長であった。(2014年取材記事より)

SHIGERU ISHIBA
プロフィール

昭和32年鳥取県生まれ。慶応義塾大学を卒業後、三井銀行に入行。昭和61年に旧鳥取全県区より全国最年少議員として衆議院に初当選。農林水産政務次官や防衛庁長官、農林水産大臣、防衛大臣など要職を歴任。現在は自由民主党の第46代幹事長として活躍。外交や安全保障事情に精通した論客としても知られており、最近では日本における集団的自衛権についての第一人者としても有名である。第28代自民党総裁。好きな食べ物はカレーとコロッケで、カレーは大学時代に4年間食べ続けたとのエピソードもある。趣味は料理と読書、遠泳。
https://www.ishiba.com/

(※2014年発刊ムック「君の知らない猫」より転載)

  • モノ・マガジン&モノ・マガジンWEB編集長。 1970年生まれ。日本おもちゃ大賞審査員。バイク遍歴とかオーディオ遍歴とか書いてくと大変なことになるので割愛。昭和の団地好き。好きなバンドはイエローマジックオーケストラとグラスバレー。好きな映画は『1999年の夏休み』。WEB同様、モノ・マガジン編集部が日々更新しているFacebook記事も、シェア、いいね!をお願いします。@monomagazine1982 でみつけてね!

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