こんなクルマを待ってたゾ!!
スズキ・スペーシア ベース


 車中泊から移動式オフィスなどクルマを自分流にカスタマイズすることが熱いようです。でも大きな1BOXでしょ。いやいや。維持費やランニングコストを考えて軽自動車で考えたいモノなのです。ぢゃあ、ホンダN-VANかダイハツのアトレー系ですかい。うーん、それも捨てがたいけれど、今回はスズキのスペーシアなのです。スーパーハイトワゴンのスペーシアには

キャラ違いのカスタム、

ギア(ギアスマイル)

と個性派が揃っていますが、今回、新たな個性が追加されました。その第4のモデル名はベース!

この第4のモデル、という響きが映画っぽくてステキ。と筆者のどうでもいい感想はさておき、そうです、スペーシアベース(ややこしい?)のビジネスモデルになります。自分流の空間を作り出すユーザーにはお分りいただけると思いますが、乗用車ですと棚を作ったり、テーブル設置のために後席を改造したりとイロイロ大変なことも多いけれど商用車ベースならば、自分のアイデアを受け入れてくれるフトコロの深さもあります。スペーシア ベースはなぜ今までなかったの? 的なモデルですが、このクルマはビジネスユースから車内滞在派まで大ヒット必至なのです。特に車内滞在派には嬉しい仕掛けが多数あります。例えばマルチボード。これはオーブンないし電子レンジの棚の如くボードを上、中、下に差し込むだけでも味噌ラーメンもびっくりなバリエーションになるのです。例えば、上段にセット。

すると、なんとそこはちょっとしたデスクスペースに。中段にセットすれば

通常の荷室のように空間を上下に使え、下段にセットすれば、

車中泊モードに早変わり。またこのマルチボードは縦にも設置可能なのです。

また、助手席にも仕掛けがありまして、前に倒してしまえば、テーブルに早変わり。

 このご時世、移動やレジャーも一人で楽しむユーザーにはぴったりなクルマなのです。また素性がスペーシアということもあって、乗り心地は商用車風でないところも魅力。ただ、マイナスポイント

としてアラを探せば、積載面では完全な商用モデルとして考えると若干少ないことでしょうか。また商用車の運命(さだめ)として後席ユースは厳しい点もあります。普段から3人ないし4人乗車ならば工夫が必要ですが、1人、2人乗りで移動するのならばまさに「移動基地」で空間職人の腕の見せ所なクルマなのです。

 またアウトドアユースにも「使える」オプションが豊富なのも嬉しいところ。例えば、外部電源キット。これを使えば、オートキャンプ場などの電源で車内1500Wまでの家電を車内で使用可能。また標準装備のユーティリティナットに対応するユーティリティカラーリングフックは自分の工夫次第で荷室の用途が広がる優れモノ。

 さて。そんなレジャーユースからビジネスユースまで大活躍しそうなベースですがお値段は価格139万4800円から。グレードはGFとXFの2つ。それぞれに4WDモデルが設定されています。ハイエンドモデル、XFの4WDは166万7600円。あ、あれだ、商用モデルだからエントリーモデルは、なーんも快適装備がついてないんでしょ、と思ったアナタ! 運転席のシートヒータは全グレードに標準装備ですし、GFの4WD以上ならば助手席にも標準装備ですぜ。上位モデルのXFになれば全車速対応のACC(いわゆる車間対応オートドライブ)もついてくるし、後席右側は電動スライドドアだし、ごくごくフツーのスペーシアと同じような装備がついてくるのです。それでいて汚れに強い防汚タイプのラゲッジフロアは全モデルに標準装備。

1台で通勤からアウトドア趣味まで使いこなせるベース、注目度高し、です。

スペーシア ベース
XF 2WD


価格154万7700円から
全長×全幅×全高3395×1475×1800(mm)
エンジン658cc直列3気筒
最高出力52PS/6500rpm
最大トルク60Nm/4000rpm
WLTCモード燃費21.2km/L

スズキ https://www.suzuki.co.jp/car/
問 スズキ(株)お客様相談室 0120-402-253

  • 自動車ライター。専門誌を経て明日をも知れぬフリーランスに転身。華麗な転身のはずが気がつけば加齢な転身で絶えず背水の陣な日々を送る。国内A級ライセンスや1級小型船舶操縦士と遊び以外にほぼ使わない資格保持者。