【モノ・マガジンTV】
飛行服絶対主義
第2回:傑作フライトジャケットA-2


主にアメリカのミリタリー事情に精通する菊月俊之さんが、毎回フライトジャケットとはいったいどのようなものかを解説します。今回は、アメリカ陸軍航空隊が1930年代に採用し、今も採用されているレザージャケット「A-2」について。内容は「1931年に採用した夏用レザージャケット」「素材にはホースハイド(馬革)を使用」「第2次対戦中の戦争映画ではA-2の実物が使用されている」「第2次対戦中に大量に生産され、細部が違ういろいろなバリエーションがある」「ラセットブラウンとシールブラウンの2色が存在した」「アメリカ陸軍工兵隊の航空兵から非常に人気があったジャケット」「材質の見直しがあり、革からコットンを使用したジャケットに変わっていき、A-2の生産は中止に」「その格好よさから兵隊たちの人気は絶大で、空軍創設40周年に再び正式採用されることに」「しかし、飛行機に乗るときに着てはいけない! 着用は地上にいるとき限定」です。

菊月俊之(Toshiyuki Kikuduki)

1958年、岩手県生まれ。1980年より雑誌『コンバットマガジン』(ワールドフォトプレス刊)などにミリタリー関連記事を寄稿。著書に『世界の軍用銃』(光文社)ほか多数。

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