気になるバイク、乗らせていただきます。[YAMAHA XMAX]前編


YAMAHA XMAX 前編

世の中ニューノーマル時代となり、移動手段として再注目されているバイク。ただ、実際に選び始めるとカテゴリー、デザイン、サイズ、排気量、燃費等も様々で、その種類の多さに迷ってしまうこともある。そこで、僭越ながら、こちらで様々なオススメモデルをご紹介していきたいと思う。その第5回目は[YAMAHA XMAX]をご紹介!

精悍なフォルムと軽快な走り
満足感の高いスポーツスクーター

 バイク人気が再燃している昨今、とはいえ、その人気の大半は通勤快速&オフロード対応の125ccバイク&スクーターや250クラスのネオクラシック&スーパースポーツといったモデル。90年代に一大ブームを起こしたビックスクーターは、現在モデルラインナップを絞られ、バイク購入の際の候補となることも少なくなっている。個人的にこのカテゴリーの車両を数年所有し、仕方なく手放すことになったこともあって、ビックスクーターに対する思い入れは意外と強い。扱いやすさや利便性、そして快適性に関しては、様々なカテゴリーの中でもトップクラスだと思う、だが如何せん、その全体的に緩い感じのボディスタイルと長閑な走りが、心をくすぐりづらいのも事実。しかし、久々に心をくすぐり”欲しい”と思わせるモデルが登場した。それが2017年にヤマハが新たに導入したこの「XMAX」だ。

 大型スポーツスクーターというジャンルを牽引し、確固たる地位を築いてたTMAXの弟分として登場したこのモデルは、これまでの同クラスのビックスクーターとは一線を画したシャープでスポーティなスタイル、そしてTMAXと同じモーターサイクルタイプのフロントフォークを採用し、見た目と走り的に期待感を持たせてくれた。フレームも強度と剛性のバランスを最適化し、さらに軽量化を図ったものへと一新、エンジンも燃費と環境性能の両立を高次元で具現化するエンジン設計思想”BLUE CORE(ブルーコア)”に基づいて仕上げられたエンジンを搭載。さらにライダーの快適な走りをサポートしてくれるトラクションコントロールシステムや万が一の危険回避に寄与するABSも標準で装備されている。ちなみに最新の2021年モデルは、排出ガス規制に適合させたほか、ヘッドランプの光量アップとシートの質感の向上もおこなわれた仕様となっている。

 実車を目の前にして、想像よりも大きいことに少し驚かされる。特にフロントの迫力は兄貴分のTMAXにも引けを取らず、目力で言えば、こちらの方が強く感じるほど。スタイリングは、MAXシリーズのDNAを継承し、前後のタイヤを繋ぐフレームを模したブーメラン形状は、エンジンのラインとつなげてデザインすることで、エンジンから放たれるパワーがブーメランを介して前方へと押し出されるイメージを表現しているという。さらにフロントとリヤパートには、イニシャルである「X」をモチーフとしたデザインを採り入れ、このモデル自体の個性を主張するカタチとなっている。

YAMAHA XMAX ABS


価格:65万4500円(税込)
サイズ[全長/全幅/全高](mm):2185/775/1415
シート高(mm)795
排気量・エンジン:249cc水冷4ストロークSOHC単気筒
車重(kg):179
タンク容量:13
燃費[WMTCモード値](km):33.8(クラス2、サブクラス2-2)〈1名乗車時〉
カラー:マットグレー、グレー、マットブルー、マットダークグレー *撮影車は前型のため、現行モデルにマッドレッドは無し

問:ヤマハ発動機 カスタマーコミュニケーションセンター TEL.0120-090-819
ホームページ: https://www.yamaha-motor.co.jp/mc/lineup/xmax/

  • クルマ、バイク、自転車専門誌の編集を経てフリーランスに。以降、乗物を中心として、雑誌、Web、カタログ、広告等で編集・執筆活動中。車両だけでなく、それらに関連するギアやファッションの紹介や遊び方&使い方等の提案も行う。