トヨタ印のマイクロシティコミューターがついに登場

C+pod
そのミニマムなボディが生み出す最小回転半径は3.9mと軽トラックもびっくりの機動性を誇る。都内はじめ、狭い路地が多いエリアや路駐の多い車線でもそのサイズと取り回しの良さが光ることは間違いない。EVの要でもあるリチウムイオンバッテリーは9.05kWh。これをシートの足元下に配し駆動モーターはリアに。そう、RR方式を採用するトヨタの911と言っても過言ではない、かも。

 

遠出してもせいぜい100kmくらい、街中しかクルマを使わない、そんな用途にぴったりなEV、C+podがトヨタからリリースされた。価格もサイズもミニなそれは2019年の東京モーターショーに出品されていたモノ。ついに販売されたその実力をここに紹介するゾ。

 

 C+pod(シーポッド)はトヨタが発売した超小型EV。トヨタの小型車といえばiQも過去にあったがC+podはそれよりも小型だ。なんせ全長は路線バスの車幅並の2490mm。全幅はたった1290mm。これは現行型カローラセダンのそれよりも50cm近くコンパクトなのだ。しかしながら全高は1550mmと居住性を確保しているのはさすがトヨタ。サイズからもこのモデルの車両区分は軽自動車区分に分類される。安全装備は軽自動車向け基準をもとに新たに設定された超小型モビリティ用の安全基準に対応。もちろんエアバッグだけでなくABSや横滑り防止装置、昨今話題の衝突被害軽減ブレーキも備わる充実ぶり。

 

足回り
足回りは独立懸架サスを採用し高剛性ボディと軽い車重の組み合わせで、リリースによれば「上質な乗り心地とキビキビとした安定感ある走りを実現」したという。
気になるEV
気になるEVの性能だが最高速は60km/h(高速道路での使用は不可)。1回の満充電で走れる距離は約150km。フル充電までにかかる時間は約5時間。しかしAC100Vにも充電対応しているのはより身近になるはずだ。その場合は充電にかかる時間は約16時間。さらに災害などの緊急時に役立つ最大1500W(AC100V)の外部給電機能は標準装備され、約10時間程度の電力を家などに供給可能。
C+podの魅力
C+podの魅力はなんといってもその価格にある。グレードは廉価版と豪華装備の2つ用意され、それぞれ165万円、171万6000円となっている。現時点では残念ながら法人や自治体対象に限定販売されるが2022年には個人向けに販売計画という。

C+pod G
価格 171万6000円
●全長×全幅×全高:2490×1290×1550(mm)●車両重量:690kg●最小回転半径:3.9m●最高出力:9.2kW●最大トルク:56N・m

問トヨタ自動車株式会社 お客様相談センター 0800-700-7700
トヨタ
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海野大介(daisuke unno)
  • 自動車ライター。専門誌を経て明日をも知れぬフリーランスに転身。華麗な転身のはずが気がつけば加齢な転身で絶えず背水の陣な日々を送る。国内A級ライセンスや1級小型船舶操縦士と遊び以外にほぼ使わない資格保持者。