バルミューダvsダイソン!? 注目の全方向型スティック掃除機の違いを探る!【前編】


家電コロシアム第2回で取り上げるのは、 家電業界の最新トレンドと言える「全方向型スティック掃除機」です。

一般的な掃除機は ヘッドを前後に動かしながら掃除をします。 しかし全方向型スティック掃除機は前後だけでなく、左右にも自在にヘッドを滑らせられる掃除機のこと。 使い方としてはほうきやモップのような動きになります。 へッド自体がくるくると回転して、好きな方向に動かせるので、より自由に掃除ができるのが特徴です。

共通しているのはヘッドに2つのローラーがついていること。これが内向きに向かい合って回転することで、どの向きからでもゴミを掻き込むことができるというわけです。
まず二つの掃除機の基本的な違いをスペックベースで見ていきましょう。

[目次]

1. 国内市場では先に登場したバルミューダ
2. よりコンパクトで可動性の高いダイソン

国内市場では先に登場したバルミューダ


2020年11月に発売されたのが、バルミューダの『BALMUDA The Cleaner』(実勢価格5万9400円)です。同社曰く「独自のホバーテクノロジーにより、まるで浮いているかのような操作性を実現」しているのが特徴で、 電源を入れるとまるで浮いているように、滑るように動かして掃除ができます。 この浮遊感は初めての体験でした。

ヘッドの横幅は約30cmと大きめ。一般的な掃除機のヘッドの幅が約25cmなので、その大きさが分かります。 この大きいヘッドでリビングなどの広いフローリングも素早く掃除できます。バルミューダでは約46%早く掃除が終わるとしていますが、実際に広いエリアの掃除は早く終わったように感じました。さらにヘッドの奥行きは16.5cmしかないので狭いエリアにも入り込むことができます。いちいち、すき間ノズルに替えなくても掃除できるエリアが広いのが魅力です。

吸引システムにはサイクロン方式を採用。ただし、ダストボックスは0.13Lと小さめで、こまめなごみ捨てが求められます。バッテリー駆動時間は標準モードで約30分。強モードだと10分だが、通常利用で強モードを使うことはほとんどありませんでした。

本体質量は最新のスティック掃除機の中ではちょっと重めの約3.1kg。電源を入れると浮かぶように走行するため、掃除をしているときにこの重さを感じることはほとんどありませんが、階段を持って上がるときなどに、下重心ということもあり、重さを感じました。

付属品としてハンディスタイルで使うためのハンディハンドルとすきま用ノズルが付属。ハンディとして使うにはやや大きめですが、細かな部分や棚上などの掃除もできます。さらなるアタッチメントは今後別売される予定です。

BALMUDA The Cleaner
https://www.balmuda.com/jp/cleaner/

よりコンパクトで可動性の高いダイソン


そして、今年4月から国内発売が始まったもう一台の全方向スティック掃除機が「Dyson Omni-glide」(価格6万4900円)です。グローバル市場では昨年7月に発売されていた製品で、満を持しての国内発売となりました。

最大の特徴といえるのが「Omnidirectional Fluffy」クリーナーヘッドを搭載すること。バルミューダ同様に「浮かぶような操作感」を実現しています。本体サイズは幅20.8×13.2×107.7cmで、ヘッドの横幅は約20.8cmと小さめ。「Dyson Micro 1.5kg」のヘッドとほぼ同じ横幅でした。

本体質量は1.9kgと軽く、軽快に取り回せます。広いエリア効率よく掃除するというよりはくるくると回転しながら、狭いエリアをスイスイと掃除できるイメージです。 床にいろんなものが置いてある場所でも、それらを避けながら掃除ができました。

バッテリー駆動時間は約20分と短めですが別売の着脱式バッテリーを用意することで、差し替えながら掃除が可能です。専用のスタンドには付け替えができるツールも合わせてセットできます。「Complete (SV19 OF) 」モデルにはコンビネーション隙間ノズル、卓上ツール、ミニモーターヘッドが付属しており、様々な場所の掃除に対応可能です。

ワンタッチでゴミが捨てられる構造やきれいな排気などは従来のダイソンの掃除機と同様の使い勝手を踏襲しています。

Dyson Omni-glide
https://www.dyson.co.jp/dyson-vacuums/dyson-omni-glide/

バルミューダとダイソン、注目度の高い2社が全方向型スティック掃除機を発売したことにより。 スティック掃除機のトレンドが全方向型になったのは間違いありません。

後編では、実際に掃除をしてみたときの違いを中心に、2モデルの選び方について解説していきます。

  • デジタルガジェット&家電ライター。大学在学中に男性ファッション誌でライターデビューした後、PCやデジタルガジェット、白物家電を専門分野として執筆活動を展開。家電のテストと撮影のための空間、家電スタジオ「コヤマキッチン」を用意。米・食味鑑定士の資格を所有。モノ系以外にビジネス記事やインタビューなども手掛ける。執筆以外に企業のコンサルティングやアドバイザーなども。
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