美術館クオリティの灯りをわが家に!キミの知らない照明の世界 #1

暗めの部屋を暖かみのある光で照らしたムーディな空間。長い巣篭もり生活で、自宅の照明環境にこだわる人が増えているが、そんな向きにピッタリのライトを見つけた。ミネベアミツミが3月中旬から発売している家庭用スマート照明機器「SALIOT pico(サリオ ピコ)」だ。

コンパクトな縦置きスタンドのレールに専用のシェード付きLEDライトを取り付けるタイプで、光を照らす角度が自由自在に調節可能。しかも、1つのスタンドでLEDライトを3灯まで装着でき、3方向にライティングできる。これが今までありそうでなかったお気に入りポイントだが、好みの場所やモノにスポットライト的に照射できる。加えて、専用アプリを使ってスマートフォンで明るさ調整が可能なIoT照明。誰でも簡単にわが家の照明環境をクリエイティブに演出できるというわけだ。

ところで、販売するミネベアミツミって何者? あまり聞いたことがないけれど……。これまでB to Bオンリーだった製造会社が、自社の技術力を生かしてB to C、一般向けにオリジナル商品を展開するケースが急増中だが、ミネベアミツミもそのひとつ。これまで美術館や博物館、ホテル、ショールームなどの照明システムを手掛けてきたが、「サリオ ピコ」で初の一般向け商品の販売をスタートした。

「今回の”ピコ”のベースになっている”サリオ”が、コンパクトかつ質のいい光で空間の雰囲気を損なわないと美術館で好評だったので、一般家庭用にも活用できないかと考えたのがきっかけです」とはミネベアミツミ・スマート製品事業部の府馬秀典さん。スタンドにレールを付け、そこにLEDライトを連結させるだけのお手軽クリエイティブライトを考案した。

「最初は壁付けするタイプを考えていたのですが、ふと、ライトを装着する棒を縦に置いたらスタンドになるのではないかと。棒を自宅のどこにでも置きやすい40cm弱の長さにカットして、今回のスタンド照明になりました」

視点を少し変えるだけで新しいユニークな商品が生まれる。そもそも、家庭用に使ってもらいたいと考えたのは、光の質に自信があったからだ。

「美術館でもご評価いただいている理由はRa97の高い演色性のLEDを採用していることにあります」

演色性とは、太陽による自然光を一番いい光と考えたとき、照明でモノを照らす際にどれだけ自然光が当たったときの色合いを再現できるかを示す指標。Ra(平均演色評価数)で表される。太陽光と全く同じ色合いが表現できていればRa100。「サリオ ピコ」に採用されているRa97のLEDは限りなく、自然光に近いというわけだ。

「もともとLEDは赤色の再現が苦手で、例えば人を照らした時に血色が悪く見えるとか、料理が美味しく見えるように照らせないといった欠点がありましたが、この10年でどんどん技術が進み、自然な色合いを再現できるLEDが増え、その結果が今、LED照明が広く一般に普及している要因といえます」

#2へ続く

SALIOT pico(サリオ ピコ)

[スタンドタイプ]
価格2万円~3万9800円
[壁付けタイプ]
価格1万8900円~3万8700円

問ミネベアミツミ
【フリーダイヤル】0120-278-258
https://shop.minebeamitsumi.com/saliot/index.aspx


下川冬樹(fuyuki shimokawa)
  • 80’sをこよなく愛するグラサン男。モノづくりやライフスタイルに強いこだわりを持つ人々の熱血応援サポーター。みなさんの熱いハートと想いを写真と文でほどよくゆるくお届けします!