チャンピオンのDNAを受け継ぐ永遠のスプリンター

さまざまなジャンルの組み立てプラスチックモデルを精力的にリリースする模型メーカーのハセガワから、現在でも根強い人気を保つバイクの1/12モデルが登場。レーシングバイク直系の“ガンマ”が、往時の姿そのままによみがえる!

チャンピオンのDNAを受け継ぐ永遠のスプリンター

アンダーカウル装着の前期型を驚きのクオリティで再現

 2020年、バイクレースのMotoGPにおいて、2000年のケニー・ロバーツJr.以来20年ぶりの最上級クラスタイトルを獲得した日本メーカーのスズキ。近年は他メーカーに押され気味であったが、ライダーのジョアン・ミルの活躍もあり、ついに王座の奪還に成功した。
 そんなスズキもかつてはWGP(MotoGPの前身)の常勝チームで、1976~1982年にはWGPの最高峰500クラスで7年連続のマニュファクチャラー(製造者)チャンピオンを獲得。1981&1982年にはライダース選手権でも王座に輝いている。そうした勢いに乗って、1985年にスズキから発売されたバイクがRG400(ガンマ)だ。
 RG400のスゴい点は、構成がWGP用RG500とほぼ同じということ。レースで豊富な実績を残したモデルをベースに開発されたRG400は、日本国内市場向けに排気量が400ccに変更されていることを除けば、エンジンの構造はもちろん、軽量かつ剛性の高いアルミフレームなど、車体側もほとんどレース用バイクのままで市販されている。公道を走れるレーシングバイクといってもよいRG400は当然のことながらヒットモデルとなり、発売から35年以上が経過した現在でも、その人気に陰りはない。
 この2月にハセガワからリリースされるRG400は、人気バイクを老舗プラモデルメーカーならでは技術力で精密に再現している。同社からは2020年2月にも1/12スケールのRG400が発売されているが、今回はアンダーカウルを備えた仕様をモデル化。カウルパーツの成型色はホワイトで、シャープなレッドのラインはデカールで表現される。作り応え十分なことに加え、完成時にはディスプレイモデルとして楽しめる。

チャンピオンのDNAを受け継ぐ永遠のスプリンター
写真は組み立て塗装例だが、まるで実車かと錯覚してしまうほどの出来ばえ。スズキの承認を得て、徹底的な実車取材を行ったうえで製品化されている。
チャンピオンのDNAを受け継ぐ永遠のスプリンター
劇画タッチのイラストが採用されたパッケージアート。2020年発売のRG400前期型に続き、今度はアンダーカウル付きでの登場。コレクター魂もくすぐられそう。

写真提供:ハセガワ
ハセガワ:http://www.hasegawa-model.co.jp/
製品紹介ページ:http://www.hasegawa-model.co.jp/product/21732/

スズキ RG400 前期型 “レッド/ホワイトカラー” w/アンダーカウル
スケール:1/12
価格:3960円
パーツ数:216
模型全長:170mm
模型全幅:70mm
2月24日ごろ発売

長谷川 敦(Atsushi Hasegawa)
  • RC(ラジコン)カーの記事を中心に、模型や実車などのメディアで編集・執筆を行うフリー編集者兼ライター。余暇のほとんどを競技用RCカーの走行や整備に費やす立派な(?)ラジコン廃人。9割以上がラジコンの話題で埋め尽くされるブログ「すべては12分の1のために」は、ごく一部の読者に好評継続中。
  • http://1-12thonroad.cocolog-nifty.com/blog