【モノ・マガジンTV】
Cockpit Historia
第7回:大西洋ひとりぼっち—海上飛行場


「コックピット・ヒストリア」は『モノ・マガジン』で好評連載中「モノ進化論」の著者、早稲田大学の原克教授が、当時の飛行機に関するテクノロジーとその時代背景を俯瞰して語る、なんともマニアックな企画です。第7回は「海上飛行場(フローティングエアポート)」にスポットを当てます。内容は「翼よ、あれがパリの灯だ」「チャールズ・リンドバーグが大西洋ノンストップ単独横断飛行に初めて成功したのは1927年」「このとき、スピリット・オブ・セントルイス号が離陸する際、総重量の50%以上がガソリンの重量だったことは、あまり知られていない」「空中給油も実用化されていない時代」「旅客機など、大型機にとって、この問題はより深刻だった」「長距離飛行における燃料補給は早急に解決しなければならない問題だった」「1913年、カナダの技師、エドワード・アームストロングによってある奇抜なプランが提案された」「給油のために大西洋上に点々と浮かぶ飛行島を建設する」「すなわち海上飛行場である」他です。

原克(Katsumi Hara)

早稲田大学教授。専門は表象文化論、ドイツ文学、都市論。1954年生まれ長野県出身。『流線形の考古学』(講談社学術文庫)、『騒音の文明史』(東洋書林)、『サラリーマン誕生物語』『OL誕生物語』(講談社)、『身体補完計画』(青土社)、『気分はサイボーグ』(角川学芸出版)、『ポピュラーサイエンスの時代』(柏書房)他著書多数。

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