レザーソムリエ・マキマキの
ゆったり革講座episodo6

2021.11.12

『マキマキの気になるアイテム使ってみた!!スニーカーシャンプー』


皆さんこんにちは。レザーソムリエのマキマキです。今回はマキマキがすごく気になっている商品をクローズアップしたいと思います。

 お気に入りのスニーカーが汚れてる!!という方も多いのではないでしょうか。コインランドリーに行くと靴用洗浄機などがある時代になりましたが、なんかちょっと手を出しづらいですよね。そこで今回は泡で洗浄できるムースタイプの『自然から作った スニーカーシャンプー』を発見したので試してみたいと思います。

 天然由来ってなに?と思ったのですが、しっかり裏に書いてありました。ヤシ油、エゾジカ脂などが配合されていて、有機溶剤等は入っていない模様。この製品はライオン靴クリーム本舗でお馴染みの谷口化学工業所から発売されていました。マキマキの別のエピソードの時に使用した革オイルと同じメーカーです。革オイルも自然から作ったものだったので、自然シリーズですね。

 さて、軽く振ってからフタを開けて使います。プッシュすると、泡がモコモコ出てきました。この泡をスニーカーの汚れた部分に着けて、ブラシでこすります。なんかいい匂いがするなと思ったら、ヒノキの香りが配合されていました。この香り、結構します。部屋に入ると檜の匂いが感じられるくらいします。

 泡が残った状態でクロスなどで拭き取ります。そうすると…おおっ!!綺麗になってる、気がします‥。今回はテーマの革、スエードの靴で試したのですが、シミが落ちているのがわかります。ソール(底)の部分の汚れも綺麗に落ちていますね。これで乾燥させて完成です。仕上げにレザースニーカーなどは靴墨やオイルで、布系のスニーカーは防水スプレーを仕上げるとより綺麗になります。

 自然由来の成分からできているので手についても安心なのですが、やはりベタベタ感はあります。手を洗ってしまえば平気ですが、作業中は気になる人はゴム手袋をすることをオススメします。あとスニーカーの底周り(横の部分)の黄ばみは撮ることができません。あの黄ばみは紫外線によってアルカリ性と反応してクエン酸などで取る方法もありますが…とここではやめておきましょう。

まとめると…

・軽く振って汚れた部分に泡をつける

・ブラシなどで擦る

・泡が表面に残った状態でクロスで拭き取る

・仕上げに革オイルや防水スプレーを使うとなお綺麗に仕上がる

 今回はスニカーシャンプーを試してみました。個人的にはすごく楽!!ですが、スエード素材だったせいかもう少しはっきり落ちてくれたら、記事的には良かったかもしれませんが、スムースの本革にも使用できるので、今度試してみたいと思います。自然由来という所も今っぽいです。お子様の上履きなんてもの、綺麗になるかもしれません。気になる方はお試しを。動画も作成しています。最後に御絡ください!

 次回も革にまつわるお話しができればと思います。


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  • 1977年生まれのバリバリ氷河期世代。19歳から靴屋のバイトを初めて、そのまま靴、革にどっぷりハマる。靴メーカーやベルトメーカー、靴の組合など、とにかく革がある場所で革の知識だけでなく、売り方やマーケティングを学ぶ。レザークラフトの作家としても活動中。主な作品はレザーベアー。手縫いをこよなく愛するLEATHER ARTIST。 現在はフリーランスで革関連会社のアドバイザー、革、靴、BAGのライターそしてレザークラフトなどをして、日々革について精進中。

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