映像も音も圧倒的! AQUOSの進化と真価を実感  
文/上岡篤(モノ・マガジン編集部)  
 


デジタル放送に移行し、映像が高精細になったのが、いまから4年前。その美しさに、音は残念ながら比例しなかった。その大きな要因が、薄くなったテレビ本体。搭載できるスピーカーが小型化してしまったからだ。そのため、映画などで迫力のある音を楽しみたいとなれば、別途サラウンドシステムが必要など、映像の高精細化に対して、音は置いてきぼりにされてきた。ハイビジョンから4K、そして8Kと、より映像が高精細化するいま、画質にそん色ない、臨場感あふれるサウンドを実現するべく開発されたのが、シャープの液晶テレビ「AQUOS 4K NEXT」モデル、LC-70XG35。その画質と音を体感する機会に恵まれたので、ここで紹介したい。

視聴する部屋には、LC-70XG35と、4K対応のAQUOS LC-70UD20が並べられていた。 まずはその音を聴き比べてみる。LC-70UD20は、テレビ下部にスピーカーが搭載されたアンダースピーカータイプだ。こちらもサブウーハー、ミッドレンジ×4、ツイーター×2という3ウェイスピーカーで2.1chのサラウンドシステムを実現したモデル。だが、同じ映像を観てLC-70XG35と比較すると、どうしても音がテレビ中央部からしか出ていないように感じてしまう。コンシューマーエレクトロニクスカンパニーの指出実さんが説明してくれる。

左が新製品のAQUOS 4K NEXTモデル、LC-70XG35、右が昨年6月に発売された、LC-70UD20。どちらも4K解像度のパネルを搭載したモデルだ。


「お気づきだと思いますが、XG35は画面両サイドにスピーカーボックスを搭載しています。スピーカーボックスをテレビから独立させることで、テレビからの干渉を抑えて、クリアな音質を実現できています。このスピーカーボックスには、2つのミッドレンジスピーカーを上下に対向させるように配置しています。上下から音を出して左右方向に広い指向性を実現しているため、テレビ正面の位置でなくてもステレオ感を充分味わえます。また、ドーム型ツイーターを上下のスピーカーの間に搭載していますのでしっかりとした高音も聞きとり易くなっています。また、UD20ではひと組だったサブウーハーを2組することにより、豊かな低音を再生できるようになっています」

LC-70XG35とLC-70UD20。それぞれのテレビの前に座ってその音を聴き比べてみる。UD20はテレビの中央部から音が聴こえてくる印象だが、XG35は音がこちらに向かって包み込んでくる印象。映画や音楽コンテンツだと、よりその違いが分かった。


サブウーハー×4、ミッドレンジ×4、ツイーター×2と、UD20と比較して変わるのはサブウーハーの数ぐらいだ。だが、確実に異なるのが「音に包み込まれている」印象。アーティストが奏でる楽器の音が、UD20ではテレビ正面から聴こえてくるのに対し、XG35では左右のスピーカーボックスからテレビ全体を包み込むような音を体感できる。音楽コンテンツでは顕著にその違いが表れた。スピーカー配置の違いだけで、これだけの差が生まれるものなのだろうか。

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カテゴリー: mo.WEB | 投稿日: 2015年11月16日 | 投稿者: moweb