[#095]IWC がサポートするローレウス・スポーツ・フォー・グッド財団の20周年を記念して

文/香山知子/『世界の腕時計』編集長

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2020年2月17日、ローレウス・ワールド・スポーツ・アワードの授賞式のためにドイツのベルリンを訪れたローレウスやIWCの関係者は、地元で行われているローレウスの活動に参加した。IWCアンバサダーでレーシング・ドライバーのマーロ・エンゲルやドイツ出身で元サッカー選手のイエン・レーマンも姿を見せた(左の写真)。

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“ローレウス・ワールド・スポーツマン・オブ・ザ・イヤー”を受賞したF1ドライバーのルイス・ハミルトン(左の写真)。
ローレウス・ワールド・スポーツ・アワードのガラ・パーティにはスイス出身の元プロ自転車ロードレース選手でIWCアンバサダーのファビアン・カンチェラーラ(左)、IWCのクリストフ・グランジェ・ヘアCEO(中)、IWCアンバサダーのマーロ・エンゲル(右)もタキシードにスニーカー姿で登壇(右の写真)。


2000年にリシュモン グループとダイムラーによって設立されたローレウスは今年で創立20周年を迎えた。スポーツの力でより良い社会を作ることを目的とした団体で、ローレウス・スポーツ・フォー・グッド財団とローレウス・ワールド・スポーツ・アカデミー、アンバサダー・プログラム、そしてローレウス・ワールド・スポーツ・アワードによって構成される。2005年からIWCはローレウス・スポーツ・フォー・グッド財団のグローバル・パートナーを務め、毎年、特別モデルを発表してきた。またグローバル・パートナーにはメルセデス・ベンツ、そして2018年から日本の三菱UFJフィナンシャル・グループが名を連ねている。

今年2月17日にはベルリンのヴェルティ・ミュージックホールで“ローレウス・ワールド・スポーツ・アワード”の授賞式とガラ・パーティーが開催された。この賞は「スポーツ界のオスカー」とも呼ばれ、11のアワードで構成される。そして“ローレウス・ワールド・スポーツマン・オブ・ザ・イヤー”にはF1ドライバーのルイス・ハミルトンとサッカー・アルゼンチン代表のリオネル・メッシ、“ローレウス・ワールド・スポーツウーマン・オブ・ザ・イヤー”にはアメリカの女子体操選手のシモーネ・バイルズが選ばれた。またローレウス・スポーツ・フォー・グッド財団の取り組みも賞の対象となっており、今年はサッカーを通じてニューヨークの貧困地区の若者の生活向上を目指すサウスブロンクス・ユナイテッドが同財団の部門賞を獲得した。

この日は授賞式に先駆けてIWCのクリストフ・グランジェ・ヘアCEOとローレウス・アンバサダーでレーシング・ドライバーのマーロ・エンゲルなどが、サッカーを通じてドイツの若い女性たちを支援するベルリンでのローレウスの活動の見学を行った。

さてIWCは2007年からローレウス特別限定モデルを発表してきたが、その第14作目もお披露目された。今年は「ポルトギーゼ・ハンドワインド・モノプッシャー“ローレウス・スポーツ・フォー・グッド”」が500個の限定で登場。ローレウス・ブルーの文字盤を備え、裏蓋にはスペシャルオリンピックス中国に参加した15歳のイー・シンさんが描いた絵が刻印された。



「ポルトギーゼ・ハンドワインド・モノプッシャー“ローレウス・スポーツ・フォー・グッド”」。直径46.0㎜×厚さ13.9㎜のSSケースにモノ・プッシュ式の自動巻きクロノグラフのCal.59360(36石、毎時2万8800振動、パワーリザーブ約192時間)を搭載する。12時位置に60分積算計、6時位置にスモールセコンド、9時位置にパワーリザーブ表示を備える。3気圧防水。サントーニ社製のブラックのアリゲーター・ストラップが付く。価格191万4000円。限定500個。