[#085]ノモス グラスヒュッテがふたつの国際的な賞を受賞

文/香山知子/『世界の腕時計』編集長

タンジェント ネオマティック 41 アップデイト
ジュネーブ時計グランプリで受賞した“タンジェント ネオマティック 41 アップデイト”。直径40.5㎜×厚さ7.9㎜のSSケースに自動巻きのCal.DUW6101(27石、毎時2万1600振動、パワーリザーブ約42時間)を搭載する。サファイアクリスタル・ケースバック。5気圧防水。アメリカのホーウィン社製のブラック・シェルコードバン・ストラップが付く。価格49万6800円。
アウトバーン
ドイツデザインアワードを受賞した“アウトバーン”。直径40.5㎜×厚さ10.5㎜のSSケースに自動巻きのCal.DUW6101(27石、毎時2万1600振動、パワーリザーブ約42時間)を搭載する。10気圧防水。ブルーブラック・カラーの波型編み上げウォータープルーフ・ナイロン・ストラップが付く。文字盤はホワイトシルバー(写真)のほかにスポーツグレーとミッドナイトブルーが揃う。価格59万9400円。


11月にジュネーブで行われた「ジュネーブ時計グランプリ(GPHG)」でノモス グラスヒュッテの“タンジェント ネオマティック 41 アップデイト”がチャレンジ・カテゴリーで賞を獲得した。
時計を対象としたものとしては最大規模で、国際的にも知られたこの賞は2001年に始まり、2011年にはジュネーブ郡やジュネーブ市、国際時計博物館など5つの機関によってGPHG財団が結成され、今日まで同財団によって運営されている。
今年は12のカテゴリーに分けられ、スイス国内外のメーカーがそれぞれに該当する時計を候補としてエントリーした。それらを世界各国から任命された30名の審査員が書類審査をしてノミネートを決定。10月にジュネーブで彼ら全員による審査が行われ、その結果が11月9日にジュネーブ市内のレマン劇場で発表されたのだった。
ノモス グラスヒュッテが受賞したチャレンジ・カテゴリーは4000スイス・フラン(約50万円)以下の価格帯の時計が対象で、ノミネートされたのはほかに“ロンジン コンクェスト VHP GMT”、“ゴリラ ウォッチ ファストバック・ドリフト”、“レゼルボワール ロングブリッジ・ブリティッシュ・レーシング”、“セイコー プレサージュ 七宝エナメル”、そして“チューダー ブラックベイ GMT”の合計6つの時計だった。
受賞したタンジェントは改良した日付表示機構を備え、今年のバーゼルワールドでデビューした自動巻きのCal.DUW6101を搭載する。文字盤の外周に配置したデイトリングの数字をふたつの赤いマーカーが挟んで日付を表すという新しい機能も特徴。

またドイツデザイン評議会が2012年から運営する「ドイツデザインアワード」の「プロダクト部門・ラグジュアリー製品」カテゴリーではノモス グラスヒュッテの“アウトバーン”が金賞を受賞。
この賞にエントリーするにはドイツデザイン評議会の推薦が必要で、またレッドドット賞、アイコニックデザイン賞、IFデザイン賞などのドイツ国内で開催されている他の国際的なデザイン賞を受賞していることも条件となる。そのためノミネートされるだけでも名誉といわれる難しい賞だ。
アウトバーンはプロダクト/インテリア・デザイナーのヴェルナー・アイスリンガー氏とのコラボレーションで開発されたモデルで、これも最新ムーブメントのCal.DUW6101を搭載する。すり鉢型にカーブした文字盤の4時から8時位置に施されたスーパールミノバを塗布した太い円弧が特徴で、6時位置には一段下がったスモールセコンドと日付表示窓を備える。

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