[#069]ブランパンが支援する海洋調査プロジェクト“ゴンベッサIV~Genesis~” 深海の神秘の世界を撮影したフィルムが公開中。

文/香山知子/『世界の腕時計』編集長


フランス領ポリネシアにあるファカラヴァ環礁の南側でグレーリーフシャークの大群を撮影するローラン・バレスタ氏。700匹以上が群れを成して餌を捕獲する様子が初めて写真と映像で記録された。26分間にわたって壮大な深海の世界が繰り広げられる。


ブランパンと海の関わりは1950年代に遡る。潜水のための自動式呼吸装置(デマンド・レギュレーター)が発明され、スキューバ・ダイビングがレジャーとしても広まり始めた頃だった。当時のブランパン社長のジャン-ジャック・フィスターもスポーツ・ダイビングに興じるひとりで、自らダイビングに必要な時計の開発に取り組んだという。

こうして1953年、ダイバーズ・ウォッチの“フィフティ ファゾムス”が発表された。モデル名は50ファゾムス(91.50m)の防水性を保証したことに由来する。“フィフティ ファゾムス”はフランス海軍やアメリカ海軍などにも採用されて発展を遂げ、今日もブランパンの主要な柱のひとつとして、およそ60モデルをラインアップしている。

フィフティ ファゾムスを通して海の世界と関わるブランパンは、海洋保護や保護、探査プロジェクトの支援を積極的に行い、2014年には「ブランパン オーシャン コミットメント」プログラムを創設した。このプログラムの支援対象のひとつに海洋科学者であり水中写真家のローラン・バレスタ氏が主宰する“ゴンベッサ・プロジェクト”がある。ゴンベッサがシーラカンスを意味するように、シーラカンスをはじめとする深海の生態系探査プロジェクトだ。

2014年、ローラン・バレスタ氏のチームはフランス領ポリネシアにあるファカラヴァ環礁の南側のパスでマダラハタを調査する“ゴンベッサ II”を行った。このとき彼らは700匹以上のグレーリーフシャークが群れを成して餌を捕獲する場面に遭遇した。

ところでブランパンは2014年10月に“オーシャン コミットメント バチスカーフ フライバック クロノグラフ”を限定250個で発売した。そしてこの時計の売り上げのうち1個について1000ユーロ、合計25万ユーロを海洋保全プロジェクトに寄付することを決定し、ゴンベッサ・プロジェクトに贈られた。

ゴンベッサ・チームはこの資金の半分を使って、昨年6月から7月にかけてグレーリーフシャークの集団狩猟行動の調査を行う“ゴンベッサ IV ~Genesis~”を実施。ニューヨーク国連本部で“ワールド・オーシャン・デイ”が行われた6月8日に、この探査を撮影したローラン・バレスタ氏の約26分のフィルムが公開された。現在、下記サイトでこのフィルムの全編を見ることができる。

Website: http://www.blancpain-ocean-commitment.com/gombessa-iv-genesis/

またブランパンのソーシャルメディアではそのティーザーを公開中だ。

Facebook: https://www.facebook.com/130484993692969/posts/1501810976560357
Twitter: https://twitter.com/Blancpain1735/status/872761871706849281
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2014年に限定250個で発売された“オーシャン コミットメント バチスカーフ フライバック クロノグラフ”。自動巻きクロノグラフ、Cal.F385(37石、毎時3万6000振動、パワーリザーブ約50時間。シリシウム製ヒゲゼンマイ)。直径43.6㎜のグレーセラミックス・ケースで、ブルーセラミックスのインサートを付けたグレーのセラミックス製ベゼルを備える。すでに完売し、この時計の売り上げから25万ユーロが海洋調査資金としてゴンベッサ・プロジェクトに贈られた。ゴンベッサ・チームはこの資金の半分を使い、“ゴンベッサ IV”プロジェクトを実施し、その模様が26分間のフィルムに収められた。