[#064]カール F.ブヘラのレディース・コレクション“パトス”が日本でデビュー

064

文/香山知子/『世界の腕時計』編集長

064
(写真・右)1950年代にブヘラ・ブランドで製作されたレディース・ウォッチのアンティーク・ピース。当時からゴールドや宝飾の細工はブヘラの工房で行われている。(写真・中)カール F.ブヘラの販売担当副社長兼ブヘラジャパンCEOのローラン・レカン氏(中央)から神田さおりさん(右)と新倉瞳さん(左)に“パトス・ウーマン・アワード”の賞品としてパトスが贈られた。(写真・左)新倉さんの演奏に合わせて神田さんがパフォーマンスを披露。


スイスの主要都市では必ずその名前を見かける時計専門店がある。「BUCHERER」、ブヘラと発音するこのショップは1888年にカール・フリードリッヒ・ブヘラによってスイス・ルツェルンで創業された。1930年代頃、当時はまだ無名の小さなブランドだったロレックスと深い関係を築き、今日でもロレックスとの絆は強い。

ところでブヘラでは有名ブランドの時計を扱うとともに、自社で1919年から“BUCHERER”の名前で時計を製造していたが、2001年には新たに創業者の名前を冠した時計ブランド“カール F.ブヘラ”を創設。さらに2007年には時計開発・製造工房のTHAを吸収合併し、その翌年には初の自社製自動巻きムーブメントを発表した。
また2007年にブヘラジャパンも設立され、日本市場での本格的な展開がスタートした。

さて5月終わり、ブヘラジャパンはレディース・コレクション“パトス”の日本デビューを記念して、“パトス・ウーマン・アワード”を設けた。そして「パトスに表現された上品で優美な雰囲気と深い個性と多面性というイメージに相応しく、かつ今後の可能性を秘めた女性」として、アーティストの神田さおりさんとチェリストの新倉瞳さんが選ばれた。

神田さおりさんは音楽に合わせて身体全体を動かしながら絵を描く、“ライフ・ペインティング”で知られるアーティストだ。一方、新倉瞳さんはスイスのバーゼル音楽院に留学し、カメラータ・チューリヒのソロ首席チェリストを務めるという、スイスとも関わりが深い若手チェリストだ。

発表会では新倉瞳さんの演奏に合わせて神田さおりさんがパフォーマンスを披露した。

“パトス”はフランジやケースのサイドに施したカットワークが個性的なラウンド・ウォッチだ。またケース・サイドからブレスレットにかけてのアーチや、針をモチーフにした模様で飾った文字盤も特徴となっている。これらがアワードを獲得した彼女たちの「優美な雰囲気と深い個性」に通じる点だろう。

日本では直径25㎜のクォーツと26.5㎜の自動巻きモデルを展開し、ケースの素材はステンレススチール、ステンレススチールと18Kローズゴールドのコンビネーション、18Kローズゴールドが揃う。ベゼルにダイアモンドをセットしたモデルもある。

商品についてのお問い合わせはブヘラジャパン 03-6226-4650

064
「パトス クイーン」。直径26.50㎜、厚さ9.41㎜の18Kローズゴールドのケース&ブレスレットに自動巻きのCal.CFB1969(25石、毎時2万8800振動、パワーリザーブ約38時間)を搭載する。ベゼルに38個のダイアモンドをセット。3気圧防水。価格345万6000円。

064
「パトス プリンセス」。直径25.00㎜、厚さ6.96㎜のステンレススチールと18Kローズゴールドのケース&ブレスエットにクォーツ・ムーブメントを搭載する。
3気圧防水。価格81万円。

064
「パトス プリンセス」。直径25.00㎜、厚さ6.96㎜のステンレススチールのケース&ブレスエットにクォーツ・ムーブメントを搭載する。ベゼルに38個のダイアモンドをセット。
3気圧防水。価格91万8000円。