[#062]東京・銀座に独立時計師の時計を集めた “ステラ・タイムピースギャラリー”オープン

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文/香山知子/『世界の腕時計』編集長

ステラ・タイムピースギャラリー
“ステラ・タイムピースギャラリー”。営業時間は11:00~18:00。完全予約制で、予約は03-6264-5808へ。またwww.stella-polare.co.jpからも予約が可能。


今年1月半ば、東京・銀座に独立時計師たちの作品を集めたギャラリー“ステラ・タイムピースギャラリー”がオープンした。

時計師たちの顔ぶれはスイスの独立時計師協会(通称アカデミー)の大御所、アントワーヌ・プレジウソとスヴェン・アンデルセン、同じくアカデミーの正会員で、天文時計で知られるクリスチャン・ヴァン・ダー・クラウと、センタートゥールビヨンのベアト・ハルディマン、そしてキネティック・アートともいえるユニークなクロックを製作するミキ・エレタ。さらに現在、アカデミーの準会員(キャンディデート)で、ハリー・ウィンストンの“オーパス13”を開発したルドヴィック・バルアーという、総勢6名だ。彼らはメーカーの大きな波にのみ込まれることなく、独自の考えを貫いた独創的な機構を備えた複雑時計を、年間にごく限られた数だけ世に送り出している。

独立時計師たちの名前や時計は時計専門誌などで紹介されることはあっても、日本で実際にその時計に触れることができる機会は極めて稀で、時計愛好家たちにとっては幻の時計でもあった。しかしステラ・タイムピースギャラリーのオーナー自らが彼らの工房を訪れて、選んだ時計が並び、バーゼルワールドの独立時計師協会のブースを思わせる。

現在、6人の作品、約20点が展示され、購入することも可能だ。

壁には印象派等の絵画が飾られた落ち着いた雰囲気の隠れ家的なギャラリーで、ゆっくりと希少な時計に触れる時間は時計愛好家にとっては至福の時となることだろう。