[#028]高貴にしてグラマー、ゴージャスにして先端。 グッチ ウォッチの魅力

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文/香山知子/『世界の腕時計』編集長

バンブーウォッチ
「バンブーウォッチ」。クオーツ。ステンレススチール。ケース径35mm。3気圧防水(バンブーは非防水)。価格11万4450円

「バンブーウォッチ」の組み立て
ラ・ショー・ド・フォンの駅前にあるファクトリーでは手作業による「バンブーウォッチ」の組み立てが行われている。


6月下旬、スイスのラ・ショー・ド・フォンにあるグッチ タイムピーシズのファクトリーを訪れた。もともとは高級時計メーカーのためのゴールドケースを製造するディ・モドロ社の工房だったが、2001年に同社をグッチが買収。現在ではここでグッチ ウォッチ全体のおよそ1/3の組み立てが行われている。またグッチ ウォッチのゴールドケースの製造やダイヤモンドセッティングもこのファクトリーの仕事だ。

グッチは昨年、創設90周年を迎えた。フィレンツェにグッチオ・グッチがラゲージ専門店を開いたことに始まるが、その根底にはグッチオ・グッチのもつ美的な感性とイタリアの職人たちの優れた技を融合することにあった。1960年代には、イタリアの映画撮影所「チネチッタ」の前にショップを設けたことから、多くの映画スターたちが訪れ、グッチを身につけたという。スターたちによってグッチは世界中の人々が憧れるファッション・アイテムに成長。しかし人気を裏付けたのは、優れたデザインと職人たちが生み出す高い品質であったことはいうまでもない。

グッチがウォッチの世界に参入して今年で40年目を迎える。今日では多くのファッションブランドがウォッチを手がけているが、その先鞭を切ったのがグッチだった。そして現在、グッチのクリエイティブ・ディレクターであるフリーダ・ジャンニーニによって、グッチの伝統を彩るさまざまなアイコンを生かし、若さや遊び心のあるウォッチが生まれている。

たとえば今年の新作のひとつが「バンブーウォッチ」だ。バンブーは第二次世界大戦中に物資不足が影響して、グッチは竹をバッグのハンドルにするというアイデアを考え出した。ハンドルにするには、厳選した竹を職人がバーナーで熱して少しずつ曲げていかなくてはならない。バンブーウォッチではケースのベゼル部分にぴったりとはまるように細い竹をイタリアで成形し、これをラ・ショー・ド・フォンのファクトリーでセットしている。もちろんひとつひとつ手作業だ。

また10月には新ライン「インターロッキング ウォッチ」が発売される。インターロッキング Gは創設者グッチオ・グッチのイニシャルであるふたつのGを組み合わせたもので、1960年代に誕生したアイコンであり、グッチの多くのアイテムに採り入れられている。フリーダ・ジャンニーニはこのデザインをベゼルに採用した。サイズは29mmと37mmがあり、異なる素材やカラーで多くのバリエーションが揃っている。

ベーシックなモデルから革新的なモデルまで、グッチ ウォッチの選択の幅は広い。そしてベーシックであっても細部の仕上げにグッチらしさが表現されている。ムーブメントはスイスメイドのクオーツあるいは自動巻きで、ハイクオリティとイタリアのスタイリッシュさを備え、しかも手頃な価格が魅力だ。

グッチ ウォッチの詳細は『世界の腕時計』No.113(9月7日発売)の別冊付録をご覧ください。


インターロッキング ウォッチ
インターロッキング ウォッチ。クオーツ。好みと用途に合わせて幅広いラインアップから選ぶことができる。5気圧防水。価格9万9750円~31万3950円。10月発売予定。

G-タイムレス
「G-タイムレス」。クオーツ。5気圧防水。ステンレススチール。スモール(ケース径27mm)、ミディアム(38mm)共に価格8万9250円

G-タイムレス オートマティック クロノグラフ
「G-タイムレス スポーツ」。クオーツ。ケース径44mm。10気圧防水。価格(右)ステンレススチール。11万5500円。(左)ブラックPVD加工のステンレススチール。12万2850円

I-グッチ スポーツ
「I-グッチ スポーツ」。多機能デジタルクオーツ。ステンレススチールとブラック ラバーを組み合わせたケース。ケース径49mm。5気圧防水。価格共に18万4800円

G-フレーム
「G-フレーム」。クオーツ。ステンレススチールにダイヤモンドをセット。3気圧防水。(右)ケース・サイズ18x14mm。価格19万9500円。(左)ケース・サイズ34x14mm。価格25万2000円

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ラグジュアリー・タイムピーシズ ジャパン
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