[#023]驚異的な発展を遂げる国際都市ドバイで開催されたラドー新作発表会

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文/香山知子/『世界の腕時計』編集長

ドバイで開催されたラドー新作発表会
真夏になると50℃以上になるドバイも2月は快適な気候だ。そして夜間はかなり冷え込む。発表会には世界51カ国から約260名が出席した。


2月8日、ラドーがドバイで新作「ハイパークロム」の発表会を開催した。1950年代まで貧しい小さな漁村にすぎなかったドバイは、港の整備や石油の発見などで発展し、特に近年では砂漠や海は超高層ビルで埋め尽くされ、驚くべき発展を遂げている。高層、巨大が特徴でもあり、世界最大規模のショッピングモール「ドバイ・モール」には約1200店舗が入り、水族館やアイススケートリンクも設けられている。またドバイは人口の大半は外国人で占められる国際都市でもある。

ラドーは1957年の創業以来、“傷つかず、いつまでも美しい時計”を目標に、ハードメタルやセラミックスなどの素材をケースに使うことにチャレンジし、多くのブレイクスルーを生み出してきた。想像を現実のものとするラドーの精神と、とどまることのない発展のダイナミズムを示すドバイに共通点を見いだしたことが、新作発表の場にドバイを選んだ理由だという。

発表会場はドバイ名所のひとつ、七つ星ホテル「バージ・アル・アラブ」(アラブの塔の意)を見上げるビーチに設けられた特設テント。アラブ帆船をイメージしたバージ・アル・アラブのライトアップされた姿が夜空に浮かびあがるなか、テントでは新作が展示され、またダンスやデジタルアニメーションを駆使したプレゼンテーションが繰り広げられた。

発表された新作は「ハイパークロム」。ラドー独自のハイテクセラミックスのモノコック構造で、サイドにはステンレススチールなどの他素材が熱集中処理で融合されている。

デザインは1960年代に人気があった“ラドー ゴールデン ホース”などをベースに現代的に解釈し、スタンダードにしてスタイリッシュだ。しかもセラミックスは1250ヴィッカーズというステンレススチールの約3倍の硬度をもつため、傷つかず、いつまでも美しさを保つことも魅力だ。

「ハイパークロム」は全27モデルあり、今年10月に発売される予定となっている。スイス・メイドながら買いやすい価格帯もユーザーフレンドリーだ。

ラドーCEO マティアス・ブレシャン
昨年、ラドーCEOに就任したマティアス・ブレシャン氏。ケース素材の開発にチャレンジする革新性の伝統を生かし、また過去のデザインを見直し、新しいラドーのイメージ作りをめざしている。
ラドー ハイパークロム オートマティック クロノグラフ
ラドー ハイパークロム オートマティック クロノグラフ
「ラドー ハイパークロム オートマティック クロノグラフ」。自動巻き、ETA2894-2。ブラックポリッシュのハイテクセラミックスとステンレススチールを融合したケースで、ブレスレットはハイテクセラミックス製。直径45mm。価格39万9000円。10月発売予定。
ラドー ハイパークロム オートマティク
「ラドー ハイパークロム オートマティク」。自動巻き、ETA2681。ホワイトポリッシュのハイテクセラミックスとイエローPVDのステンレススチールを融合したケース。ブレスレットはハイテクセラミックス製。直径36mm。価格27万8250円。10月発売予定。

商品についてのお問合せ●ラドー/スウォッチ グループ ジャパン ℡03-6254-7330