[#013]HD3が挑む新たなデジタル・ウオッチの世界

#013タイトル

文・小野正章/『世界の腕時計』副編集長

「HD3 スライド」
「HD3 スライド」
CLTエレクトロニック・ムーブメント搭載。ブラックPVD加工チタン・ケース。日常生活防水。ケース縦57.84×横47.71×厚さ7.32㎜。予価79万8000円。2011年10月頃発売予定。


スイスの著名なプロダクト・デザイナー、ヨルグ・イゼック率いるHD3から、ひと際ユニークなデジタル・ウオッチが発表されているので、今回はこの時計についてご紹介する。

デジタル・ウオッチといっても、ここで取り上げるからには単なる液晶クオーツでも機械式のデジタルでもない。時計本体にさまざまなデジタル表示のアプリケーションが内蔵され、それらを任意に設定してディスプレイ上に表示させることが可能な「スライド」というモデルである。

言葉だけではわかりづらいと思うので、まずは右の写真①から⑤をご覧いただきたい。内蔵されたアプリケーションの一例である。このように、ディスプレイ上にまるでメカニカル・ウオッチのようなバーチャル・デザインが現れて、時刻や月齢、クロノグラフといった機能を表示させることができるのだ。

アプリケーションの変更はスマートフォンのようにディスプレイ上で指をスライドさせるだけ。もちろん通信機能は搭載されていないが、⑥の写真のようにパソコンやデジタルカメラから好きなデータを取り込んで、ディスプレイに表示させることも可能だ。

今後、HD3では主要な時計メーカーと協力して、新しいバーチャル・メカニカル・ムーブメントを開発し、同社のホームページからダウンロードすることができるようになるという。

 さて、この新しい試みはどこまで広がっていくのだろうか。詳細は『世界の腕時計№109』(9月8日発売)で。

①ムーンフェイズ
①ムーンフェイズ

②トリプルカレンダー
②トリプルカレンダー

③セカンドタイムゾーン
③セカンドタイムゾーン

④時刻表示
④時刻表示

⑤時刻表示
⑤時刻表示

⑥パーソナライズ・パターンの一例
⑥パーソナライズ・パターンの一例