[#010]ヴァージン・グループのリチャード・ブランソン卿との パートナーシップを発表したブローバ

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文/香山知子/『世界の腕時計』編集長

バーゼルワールド2011の貴重な記念の1枚
リチャード・ブランソン卿(右)、ブローバ・コーポレーション・プレジデントのデニス・W・ペリー氏(左)、ブローバ ジャパン ジェネラルマネージャーの馬場宏行氏(左から2番目)と共に。バーゼルワールド2011の貴重な記念の1枚。


3月24日から31日まで恒例の新作時計発表会「バーゼルワールド」がスイス・バーゼル市のメッセ会場で開かれた。

今年の話題はまず日本の震災と原発問題。顔見知りのスイス時計の関係者たちは会った途端に「こんなときに日本から取材に来るなんて偉い!」と感激し、「日本の状況はどうか?原発は大丈夫か?」と聞いてくる。ヨーロッパでも毎日テレビで報道され、想像を絶するような凄まじい映像に誰もが驚愕したのは無理もない。そして多くの時計メーカーやグループが日本支援のために義援金寄付にすぐに動きだしてくださったことはほんとうにありがたい。

さて私を初日の夜に歓迎してくださったのが、ブローバ・コーポレーションのデニス・W・ペリー氏とヴァージン・グループのリチャード・ブランソン卿。この夜は「ブローバ アキュトロン」のアンバサダーにブランソン卿を任命した、発表レセプションだった。

「ブローバ アキュトロン」は今日ではスイスで製造されているが、1875年にアメリカ・ニューヨークで創業したアメリカン・ブランドだ。製品面だけでなくマーケティングでも多くの革新的な試みをしたことで知られている。1960年には世界初の音叉腕時計「アキュトロン」を発表。昨年、その完全復刻限定モデルを発売し、時計好きの間で大きな話題となった。

一方、リチャード・ブランソン卿はヴァージン・グループの創立者。1950年生まれで、20歳でヴァージン・レコードを立ち上げ、その後、ヴァージン・アトランティック航空や宇宙旅行事業「ヴァージン・ギャラクティック」を創業したほか、鉄道、出版、金融、ブランダルなど数多くの事業を手がけてきた先進的な実業家だ。常に業界の慣習を破る破天荒さと広告宣伝の才能で注目を集めてきた。

冒険家としても知られ、自ら熱気球による太平洋横断にチャレンジし、その勇気と大胆さは企業人の枠を超えている。

「彼の時代を切り開く革新性と勇気は、ブローバの企業精神に通じるものがあります」とペリー氏は語った。

現代を代表するカリスマ的な実業家だが、とっても気さくで「さあ、一緒に写真を撮ろう」と自分から進んでカメラの前に立ってくれた。

こうしてブースからブースへと駆け巡る1週間にわたるハードな取材がスタートした。

ところでニューヨークのブローバ・コーポレーションも震災被災者の皆さんのために、アメリカ赤十字を通して2万5000ドルを義援金として寄付している。

今年の「ブローバ アキュトロン」の新作はスイス製ムーブメントを搭載した、ベーシックなデザインで使いやすく、リーズナブルな価格も魅力的だ。
ジェミニ オートマチック
「ジェミニ オートマチック」。自動巻き(スイス セリタ社製)。立体的な三角形のインデックスがシャープな、ベーシック・モデル。シンプルでデイリーユース・ウオッチにふさわしい。ステンレススチール。ケース径42mm。5気圧防水。価格8万8200円。6月発売予定。
ジェミニ オートマチック
「ジェミニ オートマチック」。上と同じモデルのケース素材違いで、ケースはステンレススチールにローズゴールドPVD。黒とローズゴールドの組み合わせ、そしてカーフレザーのストラップがエレガントだ。裏蓋側からムーブメントを見ることができる。価格8万1900円。6月発売予定。黒文字盤で、ステンレススチール・ケースとブレスレットのモデルもある。価格8万8200円。
ジェミニ ヴァルジュ
「ジェミニ ヴァルジュ」。自動巻きクロノグラフ(スイス製ETA7750)。信頼性の高いクロノグラフとして定評があるムーブメントを搭載。ステンレススチール。裏蓋側からムーブメントを見ることができるシースルー・バック仕様。ケース径42mm。5気圧防水。価格15万5400円。9月発売予定。
ジェミニ ユニタス
「ジェミニ ユニタス」。手巻き(スイス製ETA6498-1)。時計好きの間では“ユニタス”として知られるムーブメントを搭載した、ノスタルジックな雰囲気をもつベーシックなモデル。ステンレススチール。シースルー・バック仕様。ケース径42mm。5気圧防水。価格8万5050円。9月発売予定。

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